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『ゾンビーバー』は愛しくなる痛快作 (vol.268)

平池記者の「競馬ときどき映画」

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『ゾンビーバー』は愛しくなる痛快作 (vol.268)

2015年07月03日

都内は今日も雨。梅雨時なのでジメジメした日が続きますが、そんな時はビーバーですよね!(無理やりか)

今日は来週末公開の映画『ゾンビーバー』のご紹介です。その名の通り、ビーバーのゾンビが襲ってくる可愛らしいゾンビ映画。とりあえずこの予告編をご覧ください
https://www.youtube.com/watch?v=votRuJ88ABw

思いっきりバカっぽく振り切っているのが素敵な予告映像ですよね。本編は字幕版上映なのに、予告編だけ妙にハイテンションな吹き替えになっているのが笑えます。でもこの吹替、全っ然合ってないですからね。先日フジテレビの番組で字幕のねつ造があったと話題になりましたが、そんなのがちっぽけに思えるぐらい全部違います。

それはともかく肝心の本編ですが、これがやっぱりおバカで面白い。セクシー美女と能天気な青年たちがキャンプ地でゾンビ(のビーバー)に襲われるという、教科書のようなストーリー展開。なぜか猟銃を持っていて助けてくれる近所の勇敢なおっちゃんとか、SEX中にあんな所を喰われてしまうバカとか、あらゆるゾンビ映画のお決まり要素を詰め込んできた痛快作です。

映画のチラシに「大学生カップルどもが景気よく殺される」(ゾンビ映画ウォッチャー・伊東美和氏)と書いてある通り、77分の短い尺ですから、テンポよく惨殺されていきます。さらに、ゾンビ化する時にただのゾンビではなく“ゾンビーバー化”するのがなかなかインパクト大。

昨年の『バッド・マイロ!』もですが、『ゾンビーバー』もマペットで撮影してるんですね。その微妙に固くて不自然な動きが手動感たっぷりで好印象。また、奇をてらわず、ストレートにゾンビ道を突き進んでいるところも製作者の誠実さ(?)を物語っています。

あと、エンディングテーマが妙に耳に残っています。こういう作品のED曲はパンクロックなどが多いと思いますが、なぜかフランク・シナトラ風の声で「ゾンビ~バ~♪ ゾンビ~バ~♪」と歌っているではありませんか。これは必聴なので、本編が終わっても席は立たないでください。

7月11日公開。お見逃しなく!


さて、最後に恒例の競馬予想。今週から夏競馬ですね。注目はラジオNIKKEI賞。ロジチャリスを本命とします。スタートが良く先行力もあり、デビュー以来3着を外していない堅実派。小回りの福島は持ってこいでしょう。前走は8ヵ月の休み明けでしたが、古馬相手に3馬身差の圧勝。今回は叩き2走目でさらに走れると思います。何から何まで買い要素満載。アンビシャスに人気が集中するならオッズ的にも美味しいはずです。

平池アイコン(サイト用).gif平池由典(ひらいけ・よしのり) 映画部記者 兼 サイト事業部所属
 映画・DVDの取材を担当しています。“宇宙人が攻めてくる系”映画が大好物。趣味は競馬と映画鑑賞。当コーナーでは、競馬と映画を中心に自由につぶやいていきますので、良かったらご覧ください。

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