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「泣きの池江調教師」に注意 (vol.119)

平池記者の「競馬ときどき映画」

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「泣きの池江調教師」に注意 (vol.119)

2014年02月03日

競馬では、関係者のコメントも勝ち馬を予想する上で重要なファクターです。でも、鵜呑みにすると痛い目に遭うこともしばしば。例えば、横山典騎手が「吹いた」時は危険というのは有名です。

逆に「泣き」で知られるのは橋口弘次郎調教師。レース前に弱気なコメントをしておきながら、所属馬がきっちり結果を出してしまうことから、「泣きの橋口」なんて言われるようになりました。

でも、今「泣き」業界(?)でトップをひた走るのは、この人をおいてほかにいないでしょう。


池江泰寿調教師

何度この人のコメントに騙されたことか…。最近で1番有名なのは昨年の有馬記念。オルフェーヴルについて「8割くらいのデキ」と語っていました。そうか、オルフェは完調じゃないのか…と評価を下げたところ、ご存じの通りオルフェの生涯で最高のパフォーマンスを見せて圧勝でした。

昨日根岸ステークスを勝ったゴールスキーもそのクチ。「急仕上げ気味で(速い追い切りが)1本足りない」なんて言っていたにも関わらず、勝っちゃうんだから困ります。

昨年のジャパンカップでは、トーセンジョーダンが11番人気ながら復活の3着。レース前は「まだ筋肉の張りが物足りない」と語っていました。同じく昨年夏の七夕賞でも、弱気だったトレイルブレイザーがまさかの2着。記憶をたどればまだまだ出てくると思います。

有力馬を多数抱えている調教師だけに、弱気コメントで周囲の油断を誘っているのか、はたまた馬の調子を正確に把握できていないだけなのか…。本当に調子が悪いのに馬が走っちゃってるだけなのか…。

真相はともかく、厄介なのは間違いないところ。じゃあ逆に「泣き」が入ったら全部買いというわけでもなく、根岸ステークスにゴールスキーと一緒に出走したダノンカモンにも「1回叩いて(走って)から」とコメントを出して、その通り9着に終わっています。

なんかグチのようなブログになってしまいましたが、競馬予想する方に少しでも参考になればと思います。とにかく池江さんのコメントには注意が必要です。

平池アイコン(サイト用).gif平池由典(ひらいけ・よしのり) 映画部記者 兼 サイト事業部所属
 映画・DVDの取材を担当しています。“宇宙人が攻めてくる系”映画が大好物。趣味は競馬と映画鑑賞。当コーナーでは、競馬と映画を中心に自由につぶやいていきますので、良かったらご覧ください。

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