閲覧中のページ:トップ > 文化通信バラエティ > 平池記者の「競馬ときどき映画」 >

マヤノトップガンと重なる…気分屋ゴールドシップの地力に期待 (vol.92)

平池記者の「競馬ときどき映画」

最新記事

マヤノトップガンと重なる…気分屋ゴールドシップの地力に期待 (vol.92)

2013年11月22日

今週末はジャパンカップですね。ジェンティルドンナvsゴールドシップの2強対決が注目されています。有馬記念に登場する王者、オルフェーヴルへの挑戦権を懸けた戦いと言っていいかもしれません。

2強とも前走は敗れており、本来なら穴馬も台頭の余地がありそうなのですが、エイシンフラッシュを除けば小粒感が否めません。そのエイシンフラッシュにしても、ジャパンカップは過去3年で8、8、9着と振るわず。このレースの馬券の予想は、額面通り2強の取捨選択で良い気がします。


さて、私の本命はゴールドシップです。

前走、京都大賞典で格下馬に先着を許した5着は、敗因は明確です。
・・・と言えたらカッコイイのですが、すいません、全然わかりません。当初は高速馬場が影響したのかなと思いましたが、よく考えれば昨年の菊花賞はレコードに近いタイムで完勝しています。なのに前走の体たらく。

今年の天皇賞春でも原因不明の5着に敗れ、かと思えば宝塚記念はジェンティルらをぶっちぎって圧勝。わけがわからない!

強いのはわかってる。けどちゃんと走るかどうかわからない…今回は走るのか、ダメなのか…。


さて、こうやって頭をウ~ンと悩ませていると、次第に「あれ? この感覚、前にも感じたことがあるぞ」となってきたのです。記憶を辿って出てきた馬は、あの栗毛の戦闘機、マヤノトップガンです。

毛色も違えば、レース運びも全然違う2頭、しかし、長距離路線で圧倒的な実力を誇りながら、ちょくちょく格下にもコロッと負けるところはソックリ。例えば4歳の秋。トップガンは初戦にオールカマーを選び、サクラローレルとの対決で騒がれました。ところが、ローレルはおろか、格下牝馬2頭にも負ける始末。ゴールドシップの京都大賞典に似ていますね。

そういえば、3歳秋に菊花賞、有馬記念を連勝し、4歳の春に天皇賞春5着のあと、宝塚記念で圧勝したという経緯も完全に一緒!

また、トップガンは、逃げ、先行、差しと、変幻自在の脚質で知られていますが、決して操作性の良い馬ではありませんでした。むしろ気性難。田原騎手が「トップガンが“こうしてほしい”という乗り方をした」と話している通り、気分に合わせて乗るのが重要でした。

ゴールドシップの内田騎手も、前走で無理やり前につけて負けたことを踏まえ、今回は「馬に合わせて乗る」と宣言しています。こんなところもトップガンに似ているなと思うのです。

こうなると、馬券を買う方は腹をくくる必要があります。馬の当日の気分で結果が変わるのですから、いくら机上で予想してもラチがあきません。運任せです。

安全策ならジェンティルドンナ。おそらく、悪くても3着以内は確保するでしょう。軸に最も適した馬です。ただし、ゴールドシップが実力を出し切ればどれだけ強いのかは、宝塚記念の結果が物語っています。でも、大敗の可能性もある。安全にいくか、攻めていくか・・・攻めでしょ!

てな具合で、ゴールドシップに託してみようと思います。


対抗はジェンティルで仕方ない気がしますが、それじゃ面白くない。穴馬としてナカヤマナイトを挙げます。柴田善騎手がやたら強気。「120%の状態で出せる」と話しているので、乗ってみようかと思います。ゴールドシップとのステイゴールド産駒どんぶりです。


平池アイコン(サイト用).gif平池由典(ひらいけ・よしのり) 映画部記者 兼 サイト事業部所属
 映画・DVDの取材を担当しています。“宇宙人が攻めてくる系”映画が大好物。趣味は競馬と映画鑑賞。当コーナーでは、競馬と映画を中心に自由につぶやいていきますので、良かったらご覧ください。

過去のタイトル一覧

2024年

1月

2023年

1月

2022年

1月

2021年

1月

2020年

1月

2019年

1月

2018年

1月

2017年

1月

2016年

1月│ 3月│ 6月│ 7月│ 12月

2015年

1月│ 2月│ 3月│ 4月│ 5月│ 6月│ 7月│ 10月│ 11月

2014年

1月│ 2月│ 3月│ 4月│ 5月│ 6月│ 7月│ 8月│ 9月│ 10月│ 11月│ 12月

2013年

4月│ 5月│ 6月│ 7月│ 8月│ 9月│ 10月│ 11月│ 12月