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天皇賞秋、注目はトウケイヘイロー (vol.81)

平池記者の「競馬ときどき映画」

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天皇賞秋、注目はトウケイヘイロー (vol.81)

2013年10月25日

今週末は天皇賞秋です。毎年、晴れの良馬場で開催されているイメージが強いレースですが、今年は(金曜の現時点で)台風27号がどうなるかわかりません。直前まで状況を見ながら、予想することになりそうです。

注目はもちろんG1を4勝している名牝ジェンティルドンナ。昨年は年度代表馬に選出される活躍を見せたものの、今年は2戦して未勝利。そろそろ本領を発揮したいところでしょう。

対するのは昨年の覇者エイシンフラッシュと、武豊騎手騎乗で重賞3連勝中のトウケイヘイロー。オッズは、この3強対決の様相になるのではないかと思います。

3頭の中で、個人的に最も注目しているのはトウケイヘイロー。気がつけば今年すでに重賞4勝です。地味な血統、戦績だったので、なかなか評価が上がりませんが、並の馬で重賞3連勝はできません。裏路線を歩んできたため、上位馬との力差を指摘する声もありますが、前走の札幌記念はロゴタイプをはじめG1馬が5頭も揃った「超豪華」なレースでした。重馬場の特殊な競馬になってしまったため、6馬身差の圧勝にスポットライトが全然当たっていませんが、いやいや、あの勝ち方は尋常じゃないです。

幸いなことに、今回も他に逃げ馬は見当たりません。またも、トウケイヘイローの単騎逃げが実現することでしょう。もう何回もこの馬のしぶとさを見ているのに、今回も2~3番手の脇役としてしか見られていない状況、馬券的に狙わない手はありません。重馬場はもちろん、良馬場でも面白い競馬になるはず。本命も含めて検討です。

ジェンティルも調子は良さそうですが、個人的に、G1にぶっつけ本番でいくローテーションが嫌いなため、少し評価を落とします。今年に入ってからの流れもイマイチですし、対抗まで。エイシンフラッシュは、正直オルフェーヴルやゴールドシップがいないため、繰り上がりで2番手評価に上がった感が否めません。加えて、この馬が力を発揮するのは超スローペースで直線ヨーイドンの上がりの競馬。今回はトウケイヘイローが淀みのないペースで逃げ、それを後続が追いかける展開が予想されるため、フラッシュの得意なレースにはならないと思います。押さえまで。

あと、3頭以外の大穴としてレインスティックを挙げます。最低人気に近いでしょうが、前走のオープン特別の勝ち方はちょっとビックリ。スローペースなのに、シンガリからぶっこ抜きました。相手はサトノギャラントやアスカクリチャンと、そこそこ強い相手だったにも関わらずです。東京無双の同馬が大波乱を演出するかも。


平池アイコン(サイト用).gif平池由典(ひらいけ・よしのり) 映画部記者 兼 サイト事業部所属
 映画・DVDの取材を担当しています。“宇宙人が攻めてくる系”映画が大好物。趣味は競馬と映画鑑賞。当コーナーでは、競馬と映画を中心に自由につぶやいていきますので、良かったらご覧ください。

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