当欄8月7日付で、「ついにブルーレイの売上がDVDを逆転」という文を書きました。
メーカー出荷段階の数字を調査している日本映像ソフト協会の発表で、6月の「販売用」のブルーレイ売上が、とうとうDVDを抜いたという内容でした。この時は、「タイトルによって左右されるので、ずっとブルーレイがDVDを上回る状況にはまだならない」と書きました。
ところが昨日、同協会が発表した7月度の調査結果によると、またまた、「販売用」のブルーレイ売上がDVDを上回ったということです。
ブルーレイは89億円、DVDは80億円でした。この月は「ワンピースフィルムZ」「とある科学の超電磁砲」「劇場版 空の境界」「進撃の巨人」「劇場版 魔法少女まどか☆マギカ」「宇宙戦艦ヤマト2199」などなど、アニメの強力なタイトルがずらりと揃ったこともあり、ブルーレイがよく売れたのだと思います。
対してDVDの売上は相変わらずグングン落ち込んでいるので、この逆転に繋がったというわけです。ブルーレイの調査が始まった2008年7月は、DVDが180億円、ブルーレイが11億円でしたからね。それから5年、歩みはゆっくりでしたが、ようやくブルーレイへの移行が本格化したと言えるかもしれません。
邦画や音楽ライブ系作品は、まだまだDVDの売上比率が高いですが、これもそろそろブルーレイへの移行が進んでくる頃でしょう。
まあ、「レンタル用」はまだまだDVDが主流で、ブルーレイの出荷ペースは全然上がっていないので、ブルーレイ1本化時代はまだまだ遠い未来だと思いますが…。