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『終戦のエンペラー』監督のこぼれ話 (vol.44)

平池記者の「競馬ときどき映画」

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『終戦のエンペラー』監督のこぼれ話 (vol.44)

2013年07月19日

 先日、『終戦のエンペラー』のピーター・ウェーバー監督にインタビューさせてもらいました。

 内容はコチラに掲載しているので、良かったらご覧ください。

 この中でユニークな話を2つほど。どちらも文中にありますが、1つはトミー・リー・ジョーンズとのやりとりです。監督にトミーのことを聞くと、とにかく「気をつけて接した」とのこと。なにせ相手は大御所さん。「彼はアイコン(映画界の象徴?)だからね」と、相当緊張しながら関わっていたそう。「怖かったし勇気がいったよ」と、トミーのことを苦笑いしながら話していたのが印象的でした。やっぱり超大物相手だと誰でも緊張するんですね。

 そしてもう1つ。監督は『ハンニバル・ライジング』を以前手掛けました。この作品も日本人(※コン・リーが演じる)が出てくる映画だったので「日本に縁がありますね」と振ってみたところ、「あれはファンタジーだから…」と何とも歯切れが悪い。その後に、「『終戦のエンペラー』をもって、『ハンニバル・ライジング』で好き勝手(日本について変な描写)してスミマセンという謝りたい気持ち(笑)」なんだそうです。

 ウェーバー監督はけっこう日本通。『ハンニバル~』の時も日本人の描写がテキトーだったことは十分理解していた様子で、『終戦のエンペラー』ではちゃんとやっています、ということを強調していました。

 監督は最後の方に「実は日本の現代劇を撮るのが夢」と話しています。これ、よくハリウッド監督が来日した際にする「日本で続編を撮りたいね」というリップサービスではなく、本当にそう思われているようです。『終戦のエンペラー』のオファーも即決だったそうで、日本への思い入れは強いようです。「日本のプロデューサーの皆さん、ぜひ撮らせてください」とお願いもされていたので、プロデューサーの方は1度検討されてみてはいかがでしょう? ちなみに『終戦のエンペラー』は本当にオススメです。



 さて今週も最後に週末の競馬予想。今週は中京記念です。軸はワイズリーアカサンスの2頭。ワイズリーは最終追いが良い動き。前走は豪快に外から差し切りました。折り合いと距離に不安がありますが、幸い1枠に入ったので、内で脚を溜めながら、最後に外からズドンです。もう1頭のアカンサスは煮え切らない競馬が続きますが、この中間は攻めを強化。これが良い方向に出ることを期待します。夏のローカルはフジキセキ産駒が最も暴れ回る条件ですしね。



平池アイコン(サイト用).gif平池由典(ひらいけ・よしのり) 映画部記者 兼 サイト事業部所属
 映画・DVDの取材を担当しています。“宇宙人が攻めてくる系”映画が大好物。趣味は競馬と映画鑑賞。当コーナーでは、競馬と映画を中心に自由につぶやいていきますので、良かったらご覧ください。

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