先日、『終戦のエンペラー』のピーター・ウェーバー監督にインタビューさせてもらいました。
内容はコチラに掲載しているので、良かったらご覧ください。
この中でユニークな話を2つほど。どちらも文中にありますが、1つはトミー・リー・ジョーンズとのやりとりです。監督にトミーのことを聞くと、とにかく「気をつけて接した」とのこと。なにせ相手は大御所さん。「彼はアイコン(映画界の象徴?)だからね」と、相当緊張しながら関わっていたそう。「怖かったし勇気がいったよ」と、トミーのことを苦笑いしながら話していたのが印象的でした。やっぱり超大物相手だと誰でも緊張するんですね。
そしてもう1つ。監督は『ハンニバル・ライジング』を以前手掛けました。この作品も日本人(※コン・リーが演じる)が出てくる映画だったので「日本に縁がありますね」と振ってみたところ、「あれはファンタジーだから…」と何とも歯切れが悪い。その後に、「『終戦のエンペラー』をもって、『ハンニバル・ライジング』で好き勝手(日本について変な描写)してスミマセンという謝りたい気持ち(笑)」なんだそうです。
ウェーバー監督はけっこう日本通。『ハンニバル~』の時も日本人の描写がテキトーだったことは十分理解していた様子で、『終戦のエンペラー』ではちゃんとやっています、ということを強調していました。
監督は最後の方に「実は日本の現代劇を撮るのが夢」と話しています。これ、よくハリウッド監督が来日した際にする「日本で続編を撮りたいね」というリップサービスではなく、本当にそう思われているようです。『終戦のエンペラー』のオファーも即決だったそうで、日本への思い入れは強いようです。「日本のプロデューサーの皆さん、ぜひ撮らせてください」とお願いもされていたので、プロデューサーの方は1度検討されてみてはいかがでしょう? ちなみに『終戦のエンペラー』は本当にオススメです。
さて今週も最後に週末の競馬予想。今週は中京記念です。軸はワイズリーとアカサンスの2頭。ワイズリーは最終追いが良い動き。前走は豪快に外から差し切りました。折り合いと距離に不安がありますが、幸い1枠に入ったので、内で脚を溜めながら、最後に外からズドンです。もう1頭のアカンサスは煮え切らない競馬が続きますが、この中間は攻めを強化。これが良い方向に出ることを期待します。夏のローカルはフジキセキ産駒が最も暴れ回る条件ですしね。