いや~…参りました桜花賞。本命にしたアユサンがドンピシャで来たかと思ったら、もう1頭の軸であるメイショウマンボは直線でずるずる後退…。まあ脚をためる場面もなく、終始大外を回っていましたからね。あれで勝てたら怪物誕生です。
さて今日は映画の話題です。
残念ながら興行的には惨敗で、上映回数も激減している『ジャックと天空の巨人』。
配給会社の人にチケットをもらったので、先週慌てて観に行きました。アメリカでも日本でも厳しい興行の作品なので、「どんなもんかな~」という感じで観始めたのですが、なんとこれが面白い!
さすがブライアン・シンガー監督肝いりの作品だけあります。とにかく豆の木や巨人たちの「質感」が感じられる描写で、特に巨人たちのCGは秀逸。その臭いや体温までが伝わってきそうな気持ち悪さでした。
豆の木が倒壊するシーンの迫力も素晴らしい。『アバター』で聖なる木が倒される場面は凄かったですが、豆の木も負けず劣らず重量感がありましたし、何よりその「長さ」が半端じゃない!
巨人たちが登場するまでのハラハラ感、そして地上に降りてきてからのスピード感も抜群。見応え十分のエンターテイメントでした。
欲を言えば、もうちょっと人を食べるシーンをしっかり映してほしかった。コミックの「進撃の巨人」ぐらいやっちゃってほしかったです。このへんの加減が、宣伝の難しさにも繋がったのかなと思います。
観る前までは、よくある「ファミリームービー」のように見える同作。どうしても大人の映画ファンには敬遠されてしまう気がします。一方、映画を観てみると、ちょっと子供は引いてしまいそうな描写の連続でした。でも、人を食べるシーンはほぼカットしており、「残酷」にも振り切れなかったのが(個人的には)もったいなかった印象。「ファミリー」「アクション映画ファン」「キワモノ系ファン」の、どの層にもターゲットを絞りにくい作品だと感じました。
でも上記の通り、作品は本当に面白いです。まだ観ていない方、これはオススメですよ。もうすぐGW興行が始まるので、その前にお見逃しなく!