アップリンク「レイキャヴィク~」、裕木奈江が緊急逆来日!
2011年06月07日
アップリンク配給「レイキャヴィク・ホエール・ウォッチング・マサカー」の初日舞台挨拶が4日(土)、東京の銀座シネパトスで行われ、出演した裕木奈江(写真中央)、来日中のジュリアス・ケンプ監督(同左)、そしてプロデューサーのイングヴァール・ソルダソン氏(同右)が登壇した。
今回ホラー映画に出演し新しいジャンルを開拓、ひねりのある役を演じることが多い裕木は「しかもこの極悪な役を(笑)。普通アジア人で海外の作品に出るというと、最初の10分で死んでしまうことが普通なんですけれど、これは強い女性ですし、ちょっと変わっていますし、脚本を読んで楽しかったので、出演させていただきました」と出演理由を述べ、これまでもハリウッドをはじめいろいろな国の映画に出演しているが、今回はアイスランド映画ということに対し、「アイスランドで映画を作っていることは知らなかったので、しかもホラー映画ということで、最初お話をいただいた時は驚きました」と明かした。
ジュリアス監督とプロデューサーのイングヴァール氏は、裕木を起用した理由を問われると、「実はアメリカで彼女の出演しているデヴィッド・リンチ監督の『インランド・エンパイア』とクリント・イーストウッド監督の『硫黄島からの手紙』を観た時に、これはパーフェクトな存在だと思い、ぜひ出演してもらいたいとシナリオを送りました」(ジュリアス監督)、「日本の最高の女優に出演してもらいたかった、まさにぴったりでした」(イングヴァールP)とそれぞれ語った。
アイスランドでは珍しい初のホラー映画ということだが、イングヴァールPは「(アイスランドのルーツである)ヴァイキングと同じ、サムライの映画だと思ってもらっていいと思います」とした。
最後に、裕木が「この作品はまずアイスランドで公開されまして、その次はイギリスで公開され、日本はホラー好きな方が多いですけれど、公開されたらいいなと2年くらいずっと思っていましたので、今日こうして観に来てくださる方がいらっしゃることが私は嬉しいです」と感想を述べた。
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