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東映=SPE『BAD LANDS』披露で安藤サクラら登壇

【FREE】東映=SPE『BAD LANDS』披露で安藤サクラら登壇

2023年08月29日
『BAD LANDS バッド・ランズ』完成披露試写会開催 『BAD LANDS バッド・ランズ』完成披露試写会開催

 東映=SPE配給『BAD LANDS バッド・ランズ』の完成披露試写会が24日、丸の内TOEI①で開催され、原田眞人監督、出演の安藤サクラ、山田涼介、宇崎竜童、生瀬勝久、吉原光夫、天童よしみ、サリngROCKが登壇した。

 同作は、直木賞を受賞した「破門」や「後妻業」などで知られる黒川博行の「勁草」の実写映画化作品。原作では男性だった主人公を映画では女性に置き換え、姉×弟のバディを描くクライムサスペンスとなった。

 会場の丸の内TOEI①では館内にレッドカーペットが敷かれ、キャストが客席後方から次々と登場し、観客からの拍手に手を振って応えた。満員の客席を目の当たりにした原田監督は、舞台挨拶の開口一番、「マスクをしていない観客を前に完成披露ができるのは3年ぶり。『燃えよ剣』や『ヘルドッグス』の時は(マスクなしは)だめだったので感無量」と、数年ぶりに正常な状態でイベントを開催できたことを喜んだ。

 姉弟役を演じた安藤サクラと山田涼介は今作が初共演。安藤が「この作品で山田君とご一緒できると聞いて、すごく楽しみだった。きっと自分も知らない自分のお芝居に出会えるという期待を持って共演に挑んだ。そしたら、なんと(山田演じる)ジョーの魅力的なことでしょう」と話すと、山田も「安藤サクラさんと一緒にお芝居できる現場、そんな楽しいことはないだろうと思った。超いい人。変に飾ることもなく自分のペースがあり、原田監督が安藤さんといると、(監督も)安藤さんのほがらかな空気感になり、安藤さんワールドになる」と、互いに印象的な現場になったことを回想。原田監督も「『バッド・ランズ』はテレンス・マリックの『Badlands』(邦題は『地獄の逃避行』)からとったが、同じテレンス・マリックの『天国の日々』にすれば良かったと思うぐらい、毎日が楽しかった。役者たちもスタッフも凄く頑張ってくれた。だから割と(今作の自分は)現場でおとなしかった(笑)」と充実した撮影現場の様子を振り返った。

 最後に安藤は「この役、この作品とは、久しぶりに全身と心が震えるような出逢いだった。山田涼介とジョーも、映画の歴史に残る出逢いだったのではないかと感じた。原田監督が描く色々な味わいのあるエンタテインメントをたくさんの方に見て頂きたい。何より、(出演者の)皆さんの役柄の生き様をより多くの方に届けたいと思っている」と、9月29日(金)の公開に向けてプロモーションにも力を注いでいく意気込みを示した。

 製作は東映、ソニー・ピクチャーズ エンタテインメント、エイベックス・ピクチャーズ、ジェイ・ストーム。制作プロダクションはAMGエンタテインメント、つばさプロジェクト。制作協力はスカイホーク、アミューズメントメディア総合学院。

※記事は取材時の情報に基づいて執筆したもので、現在では異なる場合があります。