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第10回「島ぜんぶでおーきな祭」概要発表会見

【FREE】第10回「島ぜんぶでおーきな祭」概要発表会見

2018年03月21日
 記念すべき第10回を数える吉本興業の映画祭「島ぜんぶでおーきな祭 沖縄国際映画祭」(運営:よしもとラフ&ピース)が4月19~22日の4日間、那覇市他で開催される。概要発表記者会見が3月20日、新宿区の吉本興業東京本部で行われた。

 冒頭、同映画祭実行委員長を務める大﨑洋吉本興業代表取締役社長が登壇し、「映画祭というタイトルながら、映画と関係ないこともやってきたが、地域の映画もあり、地方創生に繋がっている。沖縄本土から輪を広げていきたい」と意気込みを語った。

 上映作品は、片岡秀介KATSU‐do代表取締役社長が説明。特別招待作品では、お笑い芸人のゴリが本名、照屋年之名義で監督を務めた『洗骨』を始め、Yahoo!知恵袋に投稿された書き込みの映画化『家に帰ると妻が必ず死んだふりをしています。』、TSUTAYA主催のコンペで準グランプリを獲得した企画の映画化『ルームロンダリング』、井浦新×成田凌出演の大人のファンタジー『ニワトリ★スター』などを上映する。会見には、『ニワトリ~』出演の井浦が登壇し、撮影開始までの10日間、成田と同じ部屋に暮らすことで役作りを行ったエピソードを話した。

 吉本興業がTV局と組んで映画を制作する「テレビ・ディレクターズ・ムービー」部門においては、作品に携わった吉本興業所属のお笑い芸人たちがアピールした。とりわけ今年の同部門は、様々な形で芸人が参加し、多彩な才能を発揮している。NTV『劇場版ドルメンX』には音楽プロデューサーに野性爆弾のくっきー、EX『美人が婚活してみたら』には脚本家にシソンヌのじろう、YTV『耳を腐らせるほどの愛』には脚本家にNON STYLEの石田明、主演に井上裕介が抜擢されている。ピースの又吉直樹原作・脚本監修のTBS『凜』、鉄拳のパラパラ漫画が原作のMBS『家族のはなし』にも注目が集まる。

 また、第9回で発表された通り、吉本興業グループは第10回開催にあわせて、エンターテイメントを学べる「沖縄ラフ&ピース専門学校」を4月20日開校する。第1期生の生徒は同映画祭でパフォーマンス披露や、レッドカーペットに参加する。さらに、一般に向けてはダンス、お笑い、声優アフレコ、イラスト&マンガ、CG制作などのレッスンを体験授業として行う。
※記事は取材時の情報に基づいて執筆したもので、現在では異なる場合があります。