デビュー19年目の演歌歌手・山口瑠美が、最新シングル「想い出酒場」(2月22日発売、テイチクエンタテインメント)と最新アルバム「山口瑠美 2018年全曲集」(10月18日発売、同)の発売を記念してコンサート「居酒屋 瑠美」を27日、東京・日本橋公会堂で開催。後半、特別ゲストとして、60年代後半に活躍した人気グループサウンズ「ザ・タイガース」のギタリスト、森本タローが登場。2人で都はるみ「好きになった人」のデュエットや、ザ・タイガースの「シーサイド・バウンド」「青い鳥」などを披露し会場を沸かせた。
山口と森本の出会いはデビュー前。山口が所属予定だった事務所に森本がいて、森本が山口の地元、山口県岩国市にまで会いに来てくれたという。しかし、その後山口は森本の事務所に所属することなく99年にデビュー。20年以上ぶりの再会を果たし今回の共演が実現した。
ステージで森本は「立派な女性になられて」と照れ臭そうに話し、山口は「タローさんが声をかけて拾ってくれなければ、東京に来ることもありませんでした。人生の恩人です」と再会を喜んでいた。
この日は、放送作家・鶴間政行(「ごきげんよう」「笑っていいとも!」「欽ちゃん&香取慎吾の全日本仮装大賞」等)の構成による「昭和の思い出の名曲コーナー」で「面影」「旅愁」「想い出まくら」、小唄の師匠・井筒寿美の三味線で小唄「山中しぐれ」「ひばりの都々逸」を歌唱。さらに、母への思いを自ら歌詞にし、ギタリスト斉藤隆弘が曲をつけた未発表のオリジナル曲「この道」を初披露した。