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「PFF2011」入選17本発表、各監督の出身・在籍校は…

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「PFF2011」入選17本発表、各監督の出身・在籍校は…

2011年08月09日

 世界最大級の自主映画コンペティション「PFFアワード2011」で、応募602作品の中から見事に入選を果たした17人の監督の出身・在籍校をまとめた。大学や専門学校などで映像・演劇を学んだ監督は、17人中13人を占めた。入選監督の平均年齢は25.8歳。

 学校別では、多摩美大が最多となる3監督を輩出した。続いて、東京ビジュアルアーツとENBUゼミナールがそれぞれ2監督を送り出した。、東北芸工大の飯塚花笑監督は、現役学生で唯一入選した。また、「PFF」で例年常連の大阪芸大勢は今年入選なしだった。

 PFFの荒木啓子ディレクターは、入選17作品について「もし言葉にすれば、『この作品を超えた豊かな未来』が見える、『可能性が強く匂う』映画たちなのかもしれないと思いました。もちろん、これら17作品には、それぞれ美点と同時に、欠点も溢れています。が、『もしかしたら誰かを驚嘆させる力』を持つ可能性が少し高い作品たちであると言えると考えています」とコメントしている。

 今年も注目の自主映画がそろった「PFFアワード」。入選作は、9月20日~30日に東京国立近代美術館フィルムセンターで開催される映画祭「第33回 PFF ぴあフィルムフェスティバル」(主催:PFFパートナーズ=ぴあ+ホリプロ/ユニジャパン)のメインプログラムとして上映される。最終日の9月30日にグランプリなど各賞が発表される。


「PFFアワード2011」入選17作品一覧
『untitled』岩永洋監督(25歳/東京都出身)=日本映画学校卒
『101』酒巻大樹監督(24歳/長野県出身)=多摩美大卒
『オードリー』勝又悠監督(29歳/神奈川県出身)
『偶像讃歌』和田彩監督(22歳/東京都出身)=日大芸術学部卒
『ケージ』石井慎吾監督(27歳/東京都出身)
『春夏秋冬くるぐる』日原進太郎監督(31歳/大阪府出身)=東京ビジュアルアーツ卒
『TAITO』緑朗監督(27歳/愛知県出身)=ENBUゼミナール卒
『ダムライフ』北川仁監督(29歳/東京都出身)
『チョッキン堪忍袋』天野千尋監督(28歳/愛知県出身)=ENBUゼミナール卒
『チルドレン』武田真悟監督(24歳/愛知県出身)=立教大現代映像身体学科卒
『ニュータウンの青春』森岡龍(23歳/東京都出身)=多摩美大卒
『パッション』南部充俊監督(34歳/神奈川県出身)
『反芻』狩野嵩大監督(24歳/群馬県出身)=東京造形大卒
『PICARO』野上鉄晃監督(28歳/長崎県出身)=東京ビジュアルアーツ卒
『僕らの未来』飯塚花笑監督(20歳/群馬県出身)=東北芸工大在学中
『山犬』=佐藤考太郎(22歳/埼玉県出身)=多摩美大卒
『Recreation』永野義弘監督(22歳/福岡県出身)=神戸芸工大卒

>>「PFF ぴあフィルムフェスティバル」公式サイト

 

※記事は取材時の情報に基づいて執筆したもので、現在では異なる場合があります。

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