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特集:2年目の「国際ドラマフェスティバル」

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特集:2年目の「国際ドラマフェスティバル」

2008年09月24日
市場・商業性重視の東京ドラマアウォードを新設
  マーケット機能を強化してTIFFCOMと連携
  中国、韓国のアウォードと提携し、相互に連携へ
市場・商業性重視の東京ドラマアウォードを新設
マーケット機能を強化してTIFFCOMと連携
中国、韓国のアウォードと提携し、相互に連携へ


 昨年の初開催に続き、今年は規模を拡大・本格化して、10月22~24日に明治記念館および六本木ヒルズで開催する「国際ドラマフェスティバルin TOKYO 2008」(ドラマフェス)。放送番組のマーケット創設や、本格的なドラマアウォードを行い、これまで以上に国内外に広く日本のドラマをアピールしていく考えだ。


 昨年(07年)のドラマフェスは、日本のコンテンツを一堂に会する統合的フェスティバル「コ・フェスタ」(JAPAN国際コンテンツフェスティバル)の初年度開催にあわせて新設したということで準備にも時間的な制約もあって、キックオフの年という位置づけでの開催となったが、今年は、日本のテレビ番組の海外発信強化という本来の主旨に沿って内容は本格化される。


 その2年目の「国際ドラマフェスティバル」の本格化の主なポイントは、
▼日本のテレビドラマの海外発信を見据え、市場性や商業性を重視したアウォードとして「東京ドラマアウォード」を新設。連続ドラマ部門ではグランプリと部門賞(キッズ&ヤング、ファミリー、時代劇、ノンジャンル)を選出。単発ドラマ部門はグランプリのみ選出。また制作者側の顕彰および海外展開に向けて意識変革の意味を込め、個人賞も用意(主演男優賞、主演女優賞、助演男優賞、助演女優賞、脚本賞、演出賞、特別賞)。表彰式は10月22日に明治記念館で実施。
▼海外発信に不可欠な「放送コンテンツ・マーケット」を新設。既に各放送事業者で多数参加しているTIFFCOMと連携してマーケット機能を拡大・発展させることとなった。ドラマフェスとしてもTIFFCOM会場(六本木ヒルズ)に通常のブースの7~8個分になる大型スペースを確保し、作品紹介やイベントなどを行なう予定。
▼基調講演を23日に明治記念館で実施。世界的にコンテンツの海外展開に成功しているハリウッド・スタジオの中から、ディズニーのフィリップ・メグレ氏を招き「インターナショナル・TV・ドリーム(仮)」というタイトルで実施。
▼海外招待作品を表彰。22日に明治記念館で行う式典で、アジア諸国の優秀なドラマ(それぞれ各国のテレビアウォードのグランプリ作品)を招待作品として表彰。また23日にはそれぞれの上映会も実施。今年は、中国、韓国、インドネシア、ヴェトナムの4カ国の作品・スタッフ・出演者らを招聘する。
▼今年から、韓国の「ソウル・ドラマアウォード」と、中国の「上海テレビ祭」と提携し、相互にイベントに参加。将来的には提携関係も強化し、ひいてはアジアマーケットの拡大を目指す、など。

○権利団体も実行委に参加しオールジャパンで大イベントに育成

運営面から見ると、 主催の実行委員会の構成団体は、民放連、民放キー5局、WOWOW、NHK、スカパー、映連、松竹、東宝、東映、角川映画、ATP、音事協、CPRA、衛星放送協会、VIPO、日本映画テレビプロデューサー協会、という幅広い顔ぶれで、共催=総務省、経済産業省、協賛=電通、博報堂となっている。 実行委員長には広瀬道貞民放連会長が就任。副委員長には前回委員長だった重村一ニッポン放送会長、そして今井義典NHK副会長が就任している。
 運営組織は、実行委員長のもとに、エグゼクティブ・プロデューサーを置き、各カテゴリー別の部会(海外作品部会、国内作品部会、式典部会、イベント部会、広報部会、協賛関連部会、マーケット部会)を設けて検討された。なお、民放連は同フェスティバルの運営資金の受け皿となる「有限責任中間法人」を6月3日設立。民放連が同法人を設立するのは初で、理事は民放連知的所有権対策委員長の豊田皓フジ社長、民放連専務理事の玉川寿夫氏。


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