PAR「インディ・ジョーンズ」BD、9月14日発売

　昨年の『ジュラシック・パーク』、８月22日発売の『ジョーズ』と、立て続けにスティーブン・スピルバーグ監督の名作がブルーレイ（ＢＤ）化される中、パラマウント ジャパン ホームメディアディストリビューション部門からいよいよ『インディ・ジョーンズ』シリーズ４部作のＢＤ‐ＢＯＸ「インディ・ジョーンズ コンプリート・アドベンチャーズ」が９月14日（金）に発売される。

　４作目の『クリスタル・スカルの王国』を除く３作品は今回が初ＢＤ化。特に、全編リストアされた第１作『レイダース 失われたアーク《聖櫃》』に注目だ。スピルバーグ自ら監修に関わり、公開当時のオリジナルネガを４Ｋでスキャンし、フレームごとに吟味、最新の注意を払ってあらゆるダメージが修復された。また、『スター・ウォーズ』Ｒ２‐Ｄ２の声を作成したことでも知られるサウンドデザイナー、ベン・バートの監修のもと、オリジナルの音源から音声・効果音が新しく収録されている。同社マーケティング部の松尾理絵氏は、「映像は、公開当時の雰囲気を損なわないように意識された美しい仕上がり。これまでにＤＶＤで発売されたものとはハッキリとした違いがあります。また、音声や効果音で追加収録されたものはなく、全てオリジナルの音源から新たに収録されているため、公開当初からのファンも納得の仕様です」とアピールする。さらに、第２作『～魔宮の伝説』、第３作『～最後の聖戦』もデジタル・リマスター化され、全作が最高の画質・音質で収録されている。

　特典映像は７時間を超えるボリューム。そのうち『レイダース』の秘蔵メイキングを含む約２時間の映像は今回が初めての収録となる。また、数量限定のフィルム・セルが特典として封入されることも決まった。価格はＢＤ５枚組で税込１万３６５０円。

　すでに膨大な本数のＤＶＤを売り上げている同シリーズだが、松尾氏は「熱心なファンに改めて買って頂けるように、専門誌や映画系サイトでの告知を徹底する」と今後の宣伝展開を明かす。具体的には、映画．ｃｏｍへの広告出稿・特集掲載、ＭＳＭやぴあ映画生活への広告出稿、ＤＶＤ＆ブルーレイでーた、ＤＶＤ＆ブルーレイＶＩＳＩＯＮ、ＨｉＶｉでの特集掲載が予定されている。また、地下鉄メトロビジョンの７路線でＣＭを放映。パラマウント１００周年公式ツイッターでは壁紙を『インディ』一色にし、ジェネオン・ユニバーサルやＦＯＸと連動してツイッターやフェイスブックでお互いの作品の告知を行う。さらに発売直前にイベントも開催する運びだ。