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松山千春、自伝舞台に感涙 三浦祐太朗の演技&歌声は「絶品」

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松山千春、自伝舞台に感涙 三浦祐太朗の演技&歌声は「絶品」

2012年07月30日

 フォークシンガー・松山千春の青春の日々を描いた舞台「旅立ち ~足寄より~」が30日、東京・赤坂の草月ホールで初日を迎えた。北海道の田舎町から全国区へと駆け上がり、今年デビュー35周年を迎えた松山。その才能を真っ先に見出しブレイクへと導いた亡きラジオディレクターとの出会いと別れの実話が、舞台化された。松山本人も観劇に訪れ「冷静に見ようと思っていたけれど…… 涙が止まらなかった」。何度も涙をぬぐった。

 三浦友和と百恵さん夫妻の長男でこれまで歌手として活動、これが俳優デビューとなる三浦祐太朗が、主人公・松山役を見事に演じ切った。プロアマ問わず823人が参加した主演オーディションで合格を勝ち取り、この舞台を自らの“旅立ち”とも位置づける。ニッカポッカ姿でみせた本気。風間トオルら実力派を相手に堂々とした芝居を見せ、クライマックスでは、松山の名曲「旅立ち」を涙ながらに熱唱。モノマネではない新しい松山千春像を体現してみせた。その姿は、松山本人にして「絶品です」。

 祐太朗は「千春さんが見に来てくださるだけで嬉しいのに……本当に身にあまる光栄です」。さらに松山本人から「頼むぞ! 頑張れよ」と背中を押され、「この舞台を通じて自分自身大きくなりたい。それに、僕たち若い世代にも千春さんの音楽の良さを伝られたら」と力を込めた。8月1日には「旅立ち」のカバーでソロCDデビューも果たす。「深い縁を感じずにはいられません」と感慨深げに話した。

 1970年代の北海道・足寄。フォークシンガーを夢見ながらくすぶっていた青年が、あるコンテストで知り合ったSTVラジオの竹田健二ディレクターに気に入られ、ラジオ番組出演、ソロデビュー、やがて北海道を越えた人気者となるも、そこに悲劇が待っていた……という物語。1977年に「旅立ち」でデビューした松山が、その2年後に当時23歳で書き下ろした自伝的小説「足寄より」が原作になっている。

 竹田ディレクター役に風間。松山の父役にデビュー45周年のフォークシンガー・杉田二郎、姉役に元モーニング娘。の保田圭。ほか、逸見太郎、若山騎一郎、城咲仁、鎌田奈津美らが共演。初日には、京本政樹ら映像パート出演者はもちろん業界関係者が多数観劇、なかには叶姉妹らの姿もあり、舞台の関心の高さを示していた。文化通信社の創立60周年記念特別公演で、8月3日まで。

※記事は取材時の情報に基づいて執筆したもので、現在では異なる場合があります。

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