7月1日は「テレビ時代劇の日」！ 里見浩太朗が文化継承に決意

　7月1日は日本記念日協会が制定する「テレビ時代劇の日」だ。1953年の7月1日にNHKで日本初のテレビ時代劇シリーズ「半七捕物帳」の放送が始まり、また1998年7月1日にCS放送「時代劇専門チャンネル」が開局したのに由来する。

　そして2012年の7月1日テレビ時代劇の日、時代劇専門チャンネルが“生まれ変わる”。開局15年目に突入。スカパー！e2でのHD放送がスタートする。あの懐かしの時代劇が、クリアな映像で楽しめるようになる。16：9のフル画面、字幕放送にも対応。まさに第2の開局となる。

　記念の日となる7月1日は「誕生祭」と題し、終日特別編成に。人気16作品の第1話が一挙放送される。さらに、以降のレギュラー編成も大幅改編が行われ、時代劇ファンにとってはより魅力的に、また時代劇をあまりしらない視聴者の心もくすぐるものになる。7月1日～16日は無料放送。

　現代最高の時代劇スター・里見浩太朗も、7月1日に向け尽力する。同チャンネルのテレビCMにも出演、テレビ時代劇が民放のレギュラー番組表から消えてしまった今、この機会に、その面白さを再認識して欲しいと訴える。

　「京都の撮影所のベテランスタッフは、あと10年もしたらいなくなってしまうかもしれない。その間にノウハウをなんとか継承しなければ」と決意。「こうして毎年7月1日に盛り上がるのが第一歩。時代劇専門チャンネルだけじゃなく、ほかのテレビ各局も立ち上がってほしい！」。

　時代劇専門チャンネルでは、7月7日より毎週土曜夜9時に、10週連続で里見の超大作時代劇を放送する。かつてNHK紅白歌合戦の裏で高視聴率を誇った日本テレビ「年末時代劇スペシャル」の作品から、「忠臣蔵」（85年）、「白虎隊」（86年）、「田原坂」（87年）、「五稜郭」（88年）、「風林火山」（92年）という豪華ラインナップとなる（各前後編）。

※記事は取材時の情報に基づいて執筆したもので、現在では異なる場合があります。