紅白あるかも？ 里見浩太朗＆熊田胡々“66歳差”デュエット

　俳優で歌手の里見浩太朗と子役の熊田胡々が11日、シングル「花と小父さん（おじさん）」（9月5日発売）の公開レコーディングを都内スタジオで行った。75歳の里見、9歳の熊田という年齢差66歳の異色デュエットが実現。里見は「紅白出場を目指す？ この斬新な企画が、子供からお年寄りにまで聴いてもらえる結果になったら、ありえるかも」と笑った。

　2人はドラマで共演した経験があり仲良し。熊田は「歌のCDを出すなんて初めてで、しかも大人とデュエットするなんてできるかなって不安だったけれど、上手くできた」と無邪気な笑顔を振りまいた。報道陣は思わず「里見さんってものすごい方なんだよ。あの水戸黄門さまなんだよ！」。熊田の愛らしさの前に“黄門さま”もデレデレで「胡々ちゃんを“花”に例えるとスイートピーだねえ」と目尻を下げるばかりだった。

　「花と小父さん」は、故浜口庫之助さん作詞作曲、伊東きよ子歌唱で、昭和42年にヒットした楽曲をカバーしたもの。名曲リバイバルにあたり里見は「（子どもとデュエットする）こんな志向もあったのかと、浜口さんも喜んでくれているはず」と自信をのぞかせていた。

　また大女優・山田五十鈴さんが9日死去した件について、里見は「約20年前に1度だけドラマで共演させていただいたことがあるんです。堂々とした、まさに“女役者”だった。原節子さん、高峰秀子さんら日本を代表する女優のなかでも一番、トップだった」と偲んだ。

※記事は取材時の情報に基づいて執筆したもので、現在では異なる場合があります。