閲覧中のページ:トップ > 映画ニュース >

Aロメオ短編賞、アスミック宮田社長ら登壇

【FREE】Aロメオ短編賞、アスミック宮田社長ら登壇

2015年02月28日
左より宮田、長澤、アランプレセの各氏 左より宮田、長澤、アランプレセの各氏

 アルファロメオ主催のショートムービーコンテストI WANT ALFA ROMEO,I LOVE CINEMA「ALFA ROMEO CINEMA AWARD」の授賞式とトークイベントが26日(木)に千代田区・イタリア文化会館で開催された。ブランドミューズを務める女優の長澤まさみ、FCAジャパン代表取締役社長兼CEOポンタス・ヘグストロム氏、同社マーケティング本部長ティツィアナ・アランプレセ氏、ジュピターエンタテインメント(ムービープラス)/アスミック・エース代表取締役社長宮田昌紀氏、参加映像作家8人が登壇した。

 トークイベントでは、長澤が「アルファロメオはこだわりを凄く感じる車。こだわることは愛情によるものだと思う。ものづくりをしている人には自分が作品を想う気持ちを見せてほしい」と同ブランド車と映画を絡めて語った。アランプレセ氏は「本企画はムービープラスさんをはじめ、様々な企業や人たちとコラボしている。だが心と心が繋がらないと面白くない。その繋がりの素晴らしさを宮田氏が話してくれる」と託すと、宮田氏は「元々車が大好きなことに加え、仕事の関係からイタリアが好きになった。10年程前から映画業界に携わる様になった。そして現在洋画チャンネルの仕事をしている。繋がりと申し上げたのは、実は私自身アルファロメオのジュリエッタに乗っている。この様なせっかくの繋がりから、何か出来れば面白いと考えて企画し、1年越しの想いで実現した」と挨拶した。

 同アワードは、文化庁委託事業「ndjc:若手映画作家育成プロジェクト」の製作実地研修に参加した監督8人の作品の中からグランプリを決定するもの。協力は映画専門チャンネル「ムービープラス」と映像産業振興機構(VIPO)。同ブランド車を登場させることが条件。審査員は長澤、宮田氏、Third Window Films代表アダム・トレル氏、映画プロデューサー西ヶ谷寿一氏、映画パーソナリティ襟川クロ氏が務め、出席した。

 上映されたのは、浅野晋康監督『セブンティーン』、菊池清嗣監督『her memory』、北川帯寛監督『ラストドライブ』、小林達夫監督『あなた運転うまいね?』、真田幹也監督『ママのお気に入り』、髙谷昴佑監督『OFFSPRING』、藤澤浩和監督『HERO』、文晟豪監督『テガミとモモコとクルマ』。グランプリは『HERO』が受賞し、トロフィーと賞金50万円が贈呈された。藤澤監督は「アルファロメオの格好良さは5分という短編のテーマにピッタリだった。実際にカメラの前に置くだけで画になった」と、撮影を振り返った。

 なお、全作品はウェブサイトで公開中。また、同アワードの様子は3月21日(23時半~)にムービープラスで放送される。 

※記事は取材時の情報に基づいて執筆したもので、現在では異なる場合があります。