ＳＰＥ『007 スペクター』11月公開、撮影中

　「００７」シリーズ最新作『００７ スペクター』（ＳＰＥ配給）は、昨年12月８日にクランクインし、現在真冬のオーストリア、ソルデン山頂の厳しい条件のもとで撮影を敢行している。11月全国ロードショー予定。

　撮影にあたり、監督のサム・メンデスとプロダクションデザインを務めたデニス・ガスナーが、雪山でのカーチェイスやヘリコプターによる空撮が可能なロケ地を世界中回って探し出し、ソルデンを選択。ストーリーの詳細はいまだヴェールに包まれているが、スペクターといえば過去シリーズでジェームズ・ボンドの宿敵として登場した悪の組織の名称であり、『女王陛下の００７』（69年）ではスペクターの首領プロフェルドのアジトとしてアルプスのシルトホルン山頂が登場していることから、ソルデンでのアクションシーンがストーリーの大きな鍵を握ることが予想される。

　今後もメキシコ、ローマ、モロッコのタンジェなど、世界中のロケーションをめぐる撮影に入るという。