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北国三部作が好調の大木綾子にインタビュー

【FREE】北国三部作が好調の大木綾子にインタビュー

2014年10月04日
北国三部作が好調の大木綾子にインタビュー 北国三部作が好調の大木綾子にインタビュー

 演歌歌手、大木綾子の“北国三部作”が、カラオケファンの心をつかんでいる。またYouTubeにはアニメ動画も登場、感動は海外にまで広がりつつある。

 フリーボードより02年「女鳥羽川」「ぼたん雪」でデビューした大木が“北国”に帰ってきた。11年6月発売「千羽鶴」「奥羽本線」、そして昨年7月発売「北紀行」の三部作。「私の代名詞となるよう、大切に歌っていきたい」と力が入る。

 3曲とも作詩・山上路夫氏、作曲・徳久広司氏。東日本大震災を受け発表した「千羽鶴」で男性の帰りを祈る女性は、「奥羽本線」に乗り一人北へ。「北紀行」で名前知らない駅に立ち「あなたをスッパリ 忘れたい」――。

 大木は曲中の女性に「似ているところがある」と共感を寄せ、「三部作を通じ、女性が少しずつ大人になる気持ちを感じながら、それでも演じすぎないように。歌う上での課題はまだたくさんありますが、いずれ『大木綾子といえば“北国三部作”』と言っていただけるようになりたい」と燃える。

 ファンへ向け「三部作すべて歌ってくださる、聴いてくださる方が増え、そうした声を直接耳にすると本当にうれしい。三部作に出会って、私の方が喜ばせてもらうことが多いんです。あの女性は本当に愛する男性を忘れられたのか、さらに続きがあるのか…。歌っていただく方、聴いていただく方に託したい」と言う。

 日本だけに留まらない。デビュー10周年の12年に台湾でコンサートを開いた際、現地番組で歌唱し感動を呼んだ。これを受け、YouTubeには「千羽鶴」や「北紀行」などをアニメーション化した動画が公開。「初めて見せていただいた時は涙が止まらなくて…。三部作を世界に広げていけたら」と強く思う。

 まずこの秋、本格的に東北キャンペーンを予定。「現地の空気の中で歌うと違う。北国にどっぷりつかるのが楽しみ。可能な限り足を運び、たくさんの方に感謝を込め歌を届けたい」。奥羽本線にはまだ乗ったことがないそうで「一人で駅弁を食べながら…いいですね。楽しみです(笑)」。
 
○初のレギュラーラジオ、10月6日放送開始

 大木は、今月から自身初のレギュラー番組も始まる。江東区のコミュニティFM「レインボータウンFM」で10月6日より「おもいで歌謡うた物語」(月曜朝10時)のパーソナリティ。「ドキドキしていますが、1週間の始まりの月曜の朝、トークあり歌ありの楽しい1時間にします!」と大張り切りだ。

※記事は取材時の情報に基づいて執筆したもので、現在では異なる場合があります。