放送界、1月第4週(22日～28日)の動き

　関西テレビ「あるある大事典」ねつ造問題で番組打ち切り、千草社長らの処分甘いと批判高まる中、さらに別件(レタス、みそ汁)のねつ造疑惑も浮上、放送の信頼失墜が深刻。近く中間報告予定も追加処分は免れないか。民放連は全社に再点検を要請。一方、06年消費者物価8年ぶり上昇と総務省が発表。星野仙一ジャパン北京五輪野球決定。連続放火の元NHK記者に懲役7年判決。堀江被告公判結審し3月16日判決へ。テレ朝番組の制作会社スーパープロデュースPが痴漢逮捕明るみに。

〈22日〉「あるある」花王スポンサー撤退決定。BSフジ3期連続となる第3四半期黒字を達成、1年前倒しで通期黒字達成へ。加入促進・解約防止のスカパー新コールセンター(渋谷)社員にお披露目、3月本格稼動。

〈23日〉KTV「あるある」打ち切りと社長の役員報酬30%カット3ヶ月など役員・社員処分を決定。制作受託の日本テレワーク古矢直義社長が辞任、末冨明子代表取締役の社長就任を発表。テレ東4‐12月累計売上1・8%増の835億円、タイム前年増。テレ東ドラマ「李香蘭」試写会盛大に開催。フジ「ヤマザキナビスコカップ」放送契約3年間延長。角川ヘラルド映画黒井和男社長が取締役相談役、後任に井上泰一氏の3月社長交代を決定。

〈24日〉WOWOWと慶大、海外ドラマのブログでクチコミマーケティング研究開始を発表。QR佐藤社長「放送の品性問われ信頼維持に注力」と通信記者新年会で。NHK原田放送総局長会見で新年度番組改定概略など。NHK受信料不払い初訴訟、都内女性分割払いで決着へ。

〈25日〉テレ東菅谷社長、放送新年懇親会で「静岡・京都・兵庫カバーの新ネット局設置構想」の注目発言、一般紙会見では世界卓球・柔道ワールドGP独占放送を発表。TBS井上社長「若手登用と外部プロ提携検討」通信記者会見で語る。フジ日枝会長・村上社長が拡大局長会で「再点検と前向き志向で信頼回復を」。D‐PA、TV番組のインターネットでの違法流通監視対策業務開始を記者発表。電通、270億円でリクルート株5%取得と業務提携発表。東映アニメ4‐12月連結経常利益30%減。スカパー、全620試合完全生中継などJリーグ放送展開発表。

〈26日〉民放連、番組再点検を全会員社に要請。ISDB‐Tマルチメディアフォーラム第1回総会で会員58社に。総務省、2011年新規BS放送の提案募集に22者24件提出を公表。テレ朝、星野ジャパンの北京五輪野球アジア予選独占放送を発表。ZIP‐FM鴨頭社長「10月以降急回復、通期放送収入前年超へ」と通信記者会見。日本映像事業協同組合(J・VIG)「ヤング映像クリエーターを励ます賞」表彰式&懇親会。