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文化通信エンタ他、映画「死んだ目~」製作

【FREE】文化通信エンタ他、映画「死んだ目~」製作

2014年07月12日
加納隼監督 加納隼監督

★文化通信社が、次世代の日本映画界を担う新しい才能を応援する第1弾映画『死んだ目をした少年』の撮影が8月10日、栃木県足利市内でクランクインする。

▼本作は、「青春☆金属バット」「ライフ・イズ・デッド」も実写映画化されている、人気漫画家・古泉智浩氏の同名コミック(青林工藝舎刊)を実写映画化するもの。生きる意味を見出せないでいた思春期の少年の成長を描く、切なくて可笑しい新世代の青春エンタテインメント。とある田舎町の中学生・犬田は、同じようにクラスで目立たない存在の数宮と共に、ある日、偶然知り合った大人の女性・笛子からボクシングを教わることに。退屈な日常から抜け出したかと思えたが、そのことがきっかけでクラスの人間関係に亀裂が生じ始める。少年の目に輝きは宿るのか―。

▼第1弾は、昨年、オムニバス映画『ヒカリエイガ』の一篇『So-Far』を監督し高い評価を得た、28歳の加納隼監督を起用。東放学園映画専門学校出身で、短編映画『StrawberryMan』(06年)が東京シネシティフェスティバル監督賞受賞。08年に劇場用映画『星と銀河の宇宙と君と』を監督。09年に自身初となるドキュメンタリー映画『Souda Kyouto He Ikou』が第31回PFFアワードに入選。卒業後は映画のメイキングをはじめ、幅広いジャンルの映像制作に携わり、12年に短編映画『BUBBLES』も手掛けるなど、今後の活躍が期待される新しい才能。「不良教師も、熱血教師も、放課後の接吻も出てきませんが、素敵な青春映画にしてみせます!」と意気込みを語る。

▼主人公・犬田には、これまで映画『おとこのこ』(10年)、『からっぽ』(13年)、『独裁者、古賀。』(同)に主演している期待の若手俳優、清水尚弥。「魅力的な原作のイメージを大切にしながらも、加納組全員で新たな『死んだ目をした少年』を作り上げたい」と抱負を語る。犬田の同級生・強美役には、新人女優の紗都希。TVドラマ、CMに加え、映画『ヨコハマ物語』(13年)、『幻肢』(14年)にも出演しているが、本作で初めて大役を射止めた。「原作の強美に負けないぐらい強い気持ちで撮影に挑みたい」としている。笛子役は近日発表予定。

▼古泉氏は「加納監督には思う存分腕を振るって頂いて、原作を思い切り場外にかっ飛ばすような映像化を期待します!」とコメント。製作は文化通信エンターテインメントほか(本プロジェクト参加会社は近日正式発表)。制作プロダクションはソウルエイジ。協力は東放学園映画専門学校、栃木県産業労働観光部観光交流課フィルムコミッション担当、足利市、足利市の企業(株)ワールドステイほか。15年春、テアトル新宿にて公開。

※記事は取材時の情報に基づいて執筆したもので、現在では異なる場合があります。

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