今月末に古希を迎えるベテラン演歌歌手、舟木一夫が5月31日、恩師の作曲家、故・遠藤実さんの楽曲を歌う「舟木一夫シアターコンサート」のファイナル公演を東京・新橋演舞場で行った。約2年半ぶりの新曲「眠らない青春」(6月18日発売=日本コロムビア)も披露し、昼夜2回計2800人を沸かせた。
おととし芸能生活50周年を迎え、次の55周年に向けての挑戦。2月22日の京都・南座を皮切りに、各地の劇場(シアター)を、今年7回忌を迎える遠藤さんが遺した「日本名曲たち」で魅了してきた。新橋演舞場も満員御礼。
第一部は「高校三年生」「学園広場」などヒットパレード、第二部は「ギター仁義」「ソーラン渡り鳥」などカバースペシャル。全27曲中23曲が遠藤さんの楽曲で「日本の歌スペシャルですね。遠藤先生は昭和の流行歌の恩人」。プレッシャーはふだん以上も、「ステージの新たな可能性が見えてきた」と、どん欲に語った。
第一部で披露した新曲は、76年発売アルバム収録の自身作詩曲を新録音。「ライブの戦力になる歌が欲しかった」と、まだまだ現役を誓っていた。
○DVD&CDが9月に、NECO他で連続特集も
「舟木一夫シアターコンサート in 新橋演舞場」の模様は、日本コロムビアより9月3日にライブDVDとCDが同時発売予定。また9月2日~24日に、新橋演舞場で座長を務める「舟木一夫 特別公演」も控える。
さらに、2年半ぶりの新曲にあわせ、「チャンネルNECO」と「BSスカパー!」で、舟木を今年7月から来年1月まで7カ月連続特集。毎月27日(フナキの日)を中心に、オリジナルドキュメンタリー「舟木一夫オン・ザ・ロード 2014~眠らない青春、再び~」全4回をはじめ、過去の主演映画や歌謡番組、コンサートライブなどが編成される。