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S・ジョーンズ監督とジブリ鈴木敏夫P対談

【FREE】S・ジョーンズ監督とジブリ鈴木敏夫P対談

2014年05月31日
ジョーンズ監督と鈴木プロデューサー ジョーンズ監督と鈴木プロデューサー

 6月28日(土)より新宿ピカデリー他にて全国公開される、アスミック・エース配給『her/世界でひとつの彼女』の公開を前に来日したスパイク・ジョーンズ監督と、スタジオジブリの鈴木敏夫プロデューサー(P)が登壇し、対談トークイベントを29日(木)、東京・東新橋のスペースFS汐留で実施した。

 監督と鈴木Pは初対面。監督は「ジブリの作品が大好きで、今日お会いできて嬉しい」と笑顔を見せ、鈴木Pは「今、『思い出のマーニー』を作っているから、ここに来ている場合じゃないんだけど、僕は昔からスパイクさんの大ファン。だから、今日ここに来ました」と対面を喜んだ。実は『となりのトトロ』『千と千尋の神隠し』『もののけ姫』を鑑賞したことのある監督は、本作とジブリ作品に共通点があると考えていて、「『千と千尋の神隠し』と同じく、この映画の主人公も新しい世界に飛び込むことで未知なる力を発揮し、チャレンジしていかなければならない。そこに共通点がある」と語った。鈴木Pは「スパイクさんの映画はいつもテーマが一貫している。主人公は決してヒーローではなくて、狂気を描いている。そこに共感できる」と絶賛。「スパイクさんは10数年で長編がまだ4本なんですよね? もっとたくさん撮ってください」と要望を投げかけると、監督は「映画を作る作業は時間がかかる。鈴木さんはご存知のはず(笑)」と返し、会場の笑いを誘った。最後に監督は「今日は大好きなジブリの方とご一緒できてとても嬉しかった。その作務衣スタイルも大好き」と褒めながら感謝を述べ、会場を後にした。

※記事は取材時の情報に基づいて執筆したもので、現在では異なる場合があります。