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『瀬戸内海賊物語』大森監督ら完成披露挨拶

【FREE】『瀬戸内海賊物語』大森監督ら完成披露挨拶

2014年04月11日
完成披露試写会開催 完成披露試写会開催

 松竹配給『瀬戸内海賊物語』の完成披露試写会が9日、イイノホールで行われ、出演者の柴田杏花、伊澤柾樹、葵わかな、大前喬一、内藤剛志、小泉孝太郎、中村玉緒、そして大森研一監督が登壇し舞台挨拶を行った。

 同作は、少女とその仲間たちが大海賊「村上水軍」の財宝を求め、美しい瀬戸内海に浮かぶ島を舞台に繰り広げる冒険物語。2011年開催の瀬戸内国際こども映画祭の「エンジェルロード脚本賞」グランプリ作品を、その受賞者である新鋭・大森研一監督が自ら映画化するもの。5月24日より香川・愛媛・徳島で先行公開、5月31日より全国公開される。

大森研一監督 撮影は2年前の夏。僕の故郷は愛媛で、今回はその故郷である瀬戸内でオールロケを行い、この4人(柴田、伊澤、葵、大前)が海をかけめぐり、冒険を繰り広げる。そしてベテラン俳優の方々に支えてもらった。(前日、2014年本屋大賞で和田竜「村上海賊の娘」が受賞し)海賊ブームの波に乗って、この作品も注目を集めてほしい。

柴田杏花 オーディションの時から出演したいと思っていたので、選ばれた時はとても嬉しかったが、初主演でプレッシャーが凄くあった。でも、実際に撮影で島に行ってみると、皆さんとても温かくて、(演じた主人公の)楓に乗り移ったように演じることができ救われた。子供から大人までどの年代の方が見ても楽しめる作品になっている。

内藤剛志 子供が成長するのは夏だと思う。子供たちは一夏のこの冒険ゆえ大人になった、そして僕たち大人はそれを見て子供の心を思い出すことができる、そんな映画だと思う。(楓の父、瀬戸内の海賊大将軍・村上武吉の2役を演じて)震災の後の撮影で、すごく「絆」が大事な時期だった。今回は、横の繋がりは勿論、先祖から血を受け継ぐという縦の繋がりも大事で、それをこの役で表現できる、自分でやりたいと思って出演した。

小泉孝太郎 子供たちの先生役として参加した。僕は子供の頃から、『スタンド・バイ・ミー』『グーニーズ』など、子供心をくすぐられる映画が好きで見てきたので、今回この映画に参加できてとても嬉しい。子供の頃に自分もワクワクした冒険、探検という言葉、大切なものが詰まっている。

※記事は取材時の情報に基づいて執筆したもので、現在では異なる場合があります。