『江ノ島プリズム』、福士蒼汰ら完成披露

左より未来、福士、野村、吉田監督

　福士蒼汰、野村周平、本田翼のフレッシュな３人が共演した青春ファンタジー『江ノ島プリスム』（制作・配給：ビデオプランニング）の完成披露試写会が14日、シネマート新宿で行われ、吉田康弘監督、出演の福士、野村、未来穂香が舞台挨拶した。

　同作は、美しい江の島の街並みを背景に、だれもが通過する青春時代の無邪気さや挫折や淡い恋心を、水彩画のように瑞々しく描いた夢のような淡い青春群像劇。「仮面ライダーフォーゼ」で一躍注目を浴びた福士、「梅ちゃん先生」の野村、ｎｏｎ‐ｎｏモデルの本田の競演が話題となり、14日の舞台挨拶は満員立ち見、マスコミも多数駆けつけ大賑わいとなった。

　吉田監督は、井筒和幸監督のもと『パッチギ！』（05年）で助監督を、『ヒーローショー』（10年）『黄金を抱いて翔べ』（12年）で共同脚本を務め、『キトキト！』（07年）で鮮烈なデビューを飾った。製作はジェネオン・ユニバーサル・エンターテイメント、ビデオプランニング、ビデオフォーカス、ワコー、ｔｖｋ（テレビ神奈川）。８月10日（土）よりシネマート新宿ほかでロードショー。

▼吉田康弘監督の話　役者のみんなはノビノビと楽しそうに演じてくれた。通常運行している電車の中で、一発で決めなければいけないシーンでもみんなで協力してやってくれた。アドリブで演じているところもあるので、一挙手一投足見逃さないでほしい。三角関係の物語でもあるので、男女３人で観に来てくれたら面白いと思う。

▼福士蒼汰の話　（演じた）修太は自分の等身大の役。バカで抜けているところもあるけど一直線で、（親友の）朔とミチルのためなら何でもする熱い男。友情を越えた愛情の映画で、寒い時期に撮影したが温かい作品が出来た。ラストシーンは予想できないと思う。

▼野村周平の話　３人の仲の良さが画に出てきている。江の島の景色の良さや結末にも注目して観てほしい。

▼未来穂香の話　（主役）３人とは違う時代のタイムプリズナーを演じた。修太としか関わりがない謎の女性だが、物語が進むうちに徐々に謎が解けていく。