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放送界、4月第5週から黄金週間への動き

【FREE】放送界、4月第5週から黄金週間への動き

2006年05月09日
 風薫る季節。好天に恵まれた黄金週間に行楽地に出掛けた人は約6200万人で、帰省の親子連れなど交通機関はごった返した。この “大移動” による経済効果は1兆円近いという試算もあり、海外に脱出組も56万人超の記録的な数字になった。サッカーのW杯ドイツ大会まで1ヵ月余りに迫ったスポーツ界、プロ野球は開幕から1ヵ月が経過したが、人気の方は前年比 “やや微減” という実績である。セ・リーグの観客動員は1試合あたり2万8千人程度で0・4%減、巨人は4万強で1・9%減となっており、巨人戦の「4月」平均視聴率は12・6%で昨年の12・9%を下回った。放送界には再び村上ファンド “騒動” の様相、阪神を揺さぶる村上がTBS株を大量取得の動きを見せて注目。ホリエモンが1月23日に逮捕されて以来94日ぶりに保釈され「お騒がせしました」。

〈24日〉
 日テレ「社長会見」は4月開局のワンセグ対応に二重丸のスタートが切れた。スカパーはW杯サッカーでパブリックビューイング特別協賛し埼玉スタジアムに映像提供を発表。JEITAが3月末の地デジ機器国内出荷普及988万台で4月に1千万台乗せが確実になった。

〈25日〉
 テレ朝「社長会見」でワンセグ特徴にスポーツ途中経過や勝敗の情報などに利用する人が多く出ている。TBSと講談社が「ドラマ原作大賞」の創設で共催しテレビ、書籍の相乗効果を狙う。JSATの子会社が5月開始の衛星放送「乗っテレ」に日テレNEWS、ゴルフネット等が提供。アニマックスがアニメショップ7社と初の共同プロモーションの展開で「WEBラリー」実施など。完全無料のケータイTV「クリック・TV」をフロントメディアが4月30日開局。

〈26日〉
 TBS「社長会見」でワンセグ対応にデータ放送部分も存在感を持たせ動く文字情報を分単位の展開。博報堂DYホールディングスは宮川会長で後任社長に戸田裕一専務の昇格を内定。フジテレビが隣接のお台場地区に建設中の「新スタジオ」で上棟式。J:COM「決算会見」で第1四半期の売上511億円、純利益44億円の2桁増収益の業績。

〈27日〉
 テレ東「社長会見」で堀江貴文氏と村上ファンドが保有するテレ東株が3月末までに売却されていたことを明らかにした。TBSラジオが27日に巨人戦が首都圏で中継されないことから携帯用ラジオ4百台を配布しアピール。

〈28日〉
 民放連の広瀬会長が日本記者クラブで会見しNHKの受信料支払いの義務化する考え。スカパーは重村社長が退任し後任に仁藤雅夫常務の昇格する人事。春の褒章が発表され女優の吉永小百合さん、フィギュアの荒川静香さんら受章。
※記事は取材時の情報に基づいて執筆したもので、現在では異なる場合があります。