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『藁の楯』完成報告に三池監督、大沢たかおら

【FREE】『藁の楯』完成報告に三池監督、大沢たかおら

2013年03月14日
『藁の楯』は“大切な作品に仕上がった”という三池監督(左) 『藁の楯』は“大切な作品に仕上がった”という三池監督(左)

 ワーナー・ブラザース映画配給『藁の楯』の完成報告記者会見が13日、パレスホテル東京で行われ、三池崇史監督、出演の大沢たかお、松嶋菜々子、藤原竜也が出席した。

 同作は、木内一裕著「藁の楯」(講談社文庫刊)を映画化するサスペンスアクション。財界の大物が、幼い孫娘を惨殺した犯人の首に10億円の懸賞金をかける。命の危険を感じた犯人は潜伏先の福岡で出頭。全国民の殺意が向けられる中、48時間以内にその身柄を警視庁に移送すべく、5人のSPと刑事が選ばれた―。

 大沢と松嶋がSPを、藤原が犯人を演じる。さらに、山﨑努が懸賞金をかける財界の大物を、岸谷五朗が刑事を演じる他、伊武雅刀、永山絢斗、余貴美子らが出演する。脚本は林民夫、音楽は遠藤浩二、主題歌は氷室京介「NORTH OF EDEN」(ワーナーミュージック・ジャパン)。

 製作幹事は日本テレビ放送網、ワーナー・ブラザース映画。製作は同2社に加え、OLM、講談社、Yahoo!JAPAN、ジェイアール東日本企画、読売テレビ放送/STV・MMT・SDT・CTV・HTV・FBS。制作プロダクションはOLM。4月26日(金)新宿ピカデリーほか全国RS。

三池崇史監督 原作者の木内さんは、こんな映画を見たいという思いで、この小説を書いたのではないか。いわば、日本映画へ挑戦状として書かれた小説だと思っている。そんな木内さんをガッカリさせないような映画を作りたかった。自分たちでハードルを上げて、日本映画では諦めてしまうようなシーンにも挑戦した。素晴らしい作品、大切な作品が仕上がった。

大沢たかお 今までに見たことのないスケール感、スピード感、重厚感がある。監督、スタッフ、俳優らで日本映画への挑戦のつもりでハードルを乗り越えて撮った。多くの人に、劇場へ足を運んでほしい。

松嶋菜々子 (屈強な男性SPの中で女性は一人だけだが)男性に見えるように、見た目や動き方、話し方などを意識した。思ったよりもアクションは少なかったが、アクションはどう打つかよりも、息を合わせるのが大変だった。

藤原竜也 犯人の清丸役で、松嶋さんに失礼な言葉を吐き、大沢さんに悪態をついた。日本の全国民に嫌われたいと思う(笑)。

※記事は取材時の情報に基づいて執筆したもので、現在では異なる場合があります。