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(ODS)『攻殻機動隊ARISE』上映は6/22より

【FREE】(ODS)『攻殻機動隊ARISE』上映は6/22より

2013年02月14日
「攻殻機動隊」新シリーズがついに始動! 「攻殻機動隊」新シリーズがついに始動!

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 「攻殻機動隊」シリーズの最新作アニメーション『攻殻機動隊ARISE』の製作発表会が12日夜、六本木のニコファーレで開催され、プロジェクトの詳細が明らかになった。

 同作は、世界中に熱狂的な支持者を持つ「攻殻機動隊」の第四弾。1月16日にプロジェクト始動を発表したが、全容は非公表だった。発表によれば、今シリーズは1話50分程度の全4部構成。第一作の『攻殻機動隊ARISE border.1 Ghost Pain』は、東宝映像事業部配給のもと、6月22日(土)よりTOHOシネマズ六本木ヒルズ、新宿バルト9他で全国劇場上映(2週間限定)。以降、順次上映していく。また、上映期間中に、劇場限定版BD(税込8000円)を上映館で先行発売。劇場に足を運ぶことができないファンのために、有料配信も同時開始する。

 さらに、7月26日(金)よりBD(税込7140円)とDVD(税込6090円)の一般発売をスタート(いずれも発売・販売元はバンダイビジュアル)。3月30日(土)からは劇場前売鑑賞券(5アイテム)を発売開始し、「月刊ヤングマガジン」第4号(3月13日発売)よりコミカライズ連載をスタートする。

 声優陣は、これまでのキャストを一新。主人公・草薙素子役を坂本真綾が務めるほか、塾一久、松田健一郎、新垣樽助、檀臣幸、中國卓郎、上田燿司、中井和哉を起用した。スタッフ構成は既報の通り、原作が士郎正宗、総監督・キャラクターデザインが黄瀬和哉、脚本が冲方丁、音楽がコーネリアス。製作委員会は、バンダイビジュアル、講談社、電通、プロダクションI.G、フライングドッグ、東宝。

 発表会では、プロダクションI.Gの石川光久社長、黄瀬総監督、脚本の冲方氏が登壇し製作の経緯を説明。石川社長は「10年の夏に、士郎さんと海外ドラマ『CSI』のような優れた脚本のドラマを作りたいねと話していたが、攻殻機動隊の新作を提案したところ、その時は断られた。でも2カ月後にプロットとキャラ原案を描いてきて、それがあまりにもハードルが高かったので、これを受け止められるのは冲方さんしかいないと思った。黄瀬はI.Gにとって最終兵器。これまで監督経験はないが、20代前半からI.Gを支え続け、50歳に近づいた今起用しなければ、もう他にタイミングはないと思った」と話し、黄瀬総監督は「今まで画ばかり描いてきたので、演出ができるか不安はあるが、ファンの期待に添えるよう頑張りたい」とコメント。冲方氏は「なぜ草薙素子が草薙素子になったのか。彼女の生い立ちを描く物語」と内容を説明した。

 なお、この発表会の様子はTOHOシネマズ六本木ヒルズで生中継、ユーチューブ等で全世界同時配信された。

(写真は、左より石川社長、黄瀬総監督、坂本真綾、冲方氏)

※記事は取材時の情報に基づいて執筆したもので、現在では異なる場合があります。