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吉本興業『~自縄自縛の私』、2月2日公開

【FREE】吉本興業『~自縄自縛の私』、2月2日公開

2013年01月18日
『R-18文学賞vol.1 自縄自縛の私』完成披露試写会 『R-18文学賞vol.1 自縄自縛の私』完成披露試写会

 よしもとクリエイティブ・エージェンシー配給『R-18文学賞vol.1 自縄自縛の私』(製作:吉本興業)の完成披露試写会が15日、新宿バルト9で開催され、竹中直人監督、主演の平田薫、ピース・綾部祐二、津田寛治が出席した。

 本作は、吉本興業の創業100周年プロジェクトの一環として、新潮社主催の公募新人文学賞「女による女のためのR-18文学賞」のシリーズ映画化を決定した第一弾作品。原作は蛭田亜紗子の「自縄自縛の私」(新潮社刊)。海外でも高い評価を得ている竹中監督は本作で新境地を見せ、主演に平田を抜擢。ごく普通の女の子が、自縛という密かな趣味に惹かれていく姿が、せつなく、チャーミングに描かれる(106分)。

 他に、安藤政信、山内圭哉、馬渕英俚可、米原幸祐(RUN&GUN)、銀粉蝶が出演。また、主題歌「No Reason」をLOVE PSYCHEDELICOが新たに書き下ろした。2月2日(土)より新宿バルト9、ヒューマントラストシネマ渋谷ほか全国ロードショー。

 上映前の舞台挨拶で、役柄について平田が「最初に自縛が趣味の女の子という設定に驚いたけど、迷いなく演じられたので幸せでした」とコメント。そして一ヶ月半あまり、毎日家で縛りの練習をしていたと明かした。平田の恋人役を演じた綾部は、彼女との出会いのシーンを振り返り、「監督が『普段しているキスをカットかかるまでやってくれ』と言うんでね」と言うと、平田も「けっこう凄かったです」と語り、綾部のエロティックさが炸裂している様子をうかがわせた。

 また、映画で指導にあたった平田の師匠、緊縛師の奈加あきらも登壇し、綾部に“後手縛り”。動けば動くほど締まっていき、顔をしかめる綾部を中心に、記念撮影が行われた。さらに、残りの三人が服を脱ぎ捨てると、なんと三人ともが“亀甲縛り”をされている姿に驚く綾部をよそに再度記念撮影を行った。

 最後に竹中監督は、「こんな感じを見ると『なんだこの映画は!?』って思うかもしれないですけど(笑)。でも、私は自分の映画を客観的に観れるタイプで、この映画はとても素敵な青春映画を観たなって感想を抱きました。これ(縛り)が売りになってるように思えるかもしれないですけど、中身は爽やかなので、多くの人に楽しんでもらえると嬉しい」とアピールした。

※記事は取材時の情報に基づいて執筆したもので、現在では異なる場合があります。