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国際Dシネマ映画祭、SKIPシティで14日開幕

【FREE】国際Dシネマ映画祭、SKIPシティで14日開幕

2012年07月18日
SKIPシティ国際Dシネマ映画祭2012開幕 SKIPシティ国際Dシネマ映画祭2012開幕

 若手クリエイター発掘を主目的としたデジタルシネマの映画祭「SKIPシティ国際Dシネマ映画祭2012」が14日、川口市のSKIPシティで開幕し、当日は華やかにオープニングセレモニーが行われた。

 9回目の開催となった今年は、コンペティション部門に84の国と地域から計730作品の応募があり、その中から厳選された長編12本、短編15本が期間中に上映。最終日にグランプリが発表される。審査員は、長編は河井真也(委員長)、梅川治男、オ・ジョンワン、マーテン・ラバーツの4氏、短編は桝井省志(委員長)、紀伊宗之、杉野希妃の3氏が務める。また、オープニング作品として新城卓監督作品「青木ヶ原」(13年公開)や、特別上映として韓国映画「カウントダウン」、シネマ歌舞伎「天守物語」、SKIPシティ推薦「春、一番最初に降る雨」「ミニミニ大作戦」「Livespire ミラノ・スカラ座オペラ『カルメン』」、バリアフリー「アントキノイノチ」なども上映される。

 式冒頭、海外用務で欠席のためビデオレターで挨拶した上田清司実行委員会会長(埼玉県知事)は、「家族の再生や絆をテーマとした作品から、コメディやミュージカルなどバラエティーに富んだ作品が揃った。開催期間中は、才能のあるクリエイターが、ここSKIPシティから新たな映像文化を世界に向けて発信する。映画祭をどうぞ楽しんで」と挨拶。次いで岡村幸四郎実行委員会副会長(川口市長)が登壇し、「世界地図で見ればけし粒のような川口市に、世界84の国と地域からこれだけの作品が集まるのは凄いこと。埼玉県の一市のイベントだが、国家的プロジェクトの大きな責任を背負っているという思いでこれからも続けていきたい」と抱負を述べた。

 また、八木信忠総合プロデューサーは「高級なフィルムカメラを使わなくても、手軽に撮影できるデジタルカメラを使って作品を発表してもらいたいと思って始めたのがこの映画祭。年々作品レベルも上がっており、失礼ながら『この国でも映画を作ってたの?』と驚くような所からも応募があり、先見の明があったなと多少我々も鼻を高くしている。映画は完成したら終わりではなく、皆さんに観て頂きたい。若いクリエイターの才能に注目して」と呼びかけ、最後に瀧沢裕二ディレクターが出品作品と関係者、各審査員を紹介して式を締めくくった。映画祭は22日(日)まで同所で行われる。

(写真は、出品作品の関係者と審査員ら)

※記事は取材時の情報に基づいて執筆したもので、現在では異なる場合があります。