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東北アナログ終了‐問合約3千件/14時

【FREE】東北アナログ終了‐問合約3千件/14時

2012年03月31日

★東北アナログ終了‐問合約3千件/14時

 東北3県のアナログ放送の番組が本日3月31日正午に終了した。「お知らせ画面」(ブルーバック)に移行し、23時59分には予定どおりアナログ放送を停波し、日本全国でデジタル放送への完全移行が達成する。

 デジサポ(総務省テレビ受信者支援センター)・総務省地デジコールセンターへの本日14時までの入電件数(岩手県・宮城県・福島県の東北3県)は、約2500件(前日比2.9倍)あった。内訳は、岩手県640件、宮城県1010件、福島県860件。
 NHK・民放12局(東北3県)の電話相談件数を合わせると、約3000件となった。

 ブルーバック化以降(12時~14時)の主な相談内容は以下のとおり。・受信機の対応方法の問合せ(約25%)・受信機、リモコン等の操作方法の問合せ(約21%)・受信不良に関する相談(約17%)・各種支援施策・支援機関についての問合せ(約16%)以上(重複の場合あり)

 3県の放送各局では、各メーカーのリモコンの写真を用意して、視聴者からの受信相談などの問い合わせに迅速に対応をしている。

NHKへの電話相談件数(東北3県)
 本日午前~正午・合計13件。
  岩手県2件、宮城県4件、福島県7件。
 本日正午~14時・合計約200件
  岩手県約30件、宮城県約80件、福島県約80件

民放テレビ12局への電話相談件数(東北3県) 
 本日午前~正午・合計6件。
  宮城県5件、福島県1件。
 本日正午~14時 合計194件
  岩手県50件、宮城県88件、福島県56件。

 ちなみに、東北3県を除いて、アナログ放送が終了した昨年7月24日の視聴者からの問合せは、その日、正午まででNHK・民放合わせて2129件で、正午過ぎてからの1~2時間で10倍近く増えた。問合せの8割以上が受信方法の相談だった。NHKが正午までで1803件、正午~14時は1万1531件で、合計1万3334件(14時まで)。民放(115社)は正午までで326件、正午~13時で4476件で、合計4802件(13時まで)だった。

 民放連広瀬道貞会長はこの日、仙台市で、正午にアナログ放送の番組終了を確認するなどした後、東京の民放連事務局に戻り、コメントを発表した。
民放連広瀬道貞会長のコメント
「私も宮城県仙台市内で『お知らせ画面』への移行前後の状況を確認してきましたが、関係者のご努力により、これまでのところ順調に推移しておりますので、本日23時59分には予定どおりアナログ放送を停波し、10年計画でスタートした日本全国のデジタル放送への完全移行が達成できるものと考えております。
 しばらくの間は、引き続き緊張感を持って最終的な対応を行っていく必要があると思いますが、本日、デジタル放送への完全移行を迎えるにあたり、これまでご協力・ご支援いただいた視聴者の皆様や関係者の方々に心から感謝と御礼を申し上げます」




※記事は取材時の情報に基づいて執筆したもので、現在では異なる場合があります。