閲覧中のページ:トップ > 映画ニュース >

ベスト・オブ・ベストに「ステキな金縛り」

【FREE】ベスト・オブ・ベストに「ステキな金縛り」

2012年01月24日
W受賞した三谷幸喜監督 W受賞した三谷幸喜監督

 CS映画専門チャンネル「ムービープラス」と、全国に20のシネコンを運営するユナイテッド・シネマ、そしてKDDIが提供するauの総合映画サイト「au one 映画」を運営するmedibaによる「ベスト・オブ・ベスト アワード2011」の授賞式が20日、東京・丸の内のCOTTON CLUBで開催された。

 本アワードは3社が、昨年国内で公開された映画を対象に広く一般の投票を募り(11年12月1日~12年1月4日)、ベスト作品や監督などを選定するもの。11年の「ベスト・アクター」は「パイレーツ・オブ・カリビアン/生命の泉」のジョニー・デップ、「ベスト・アクトレス」は「ブラック・スワン」のナタリー・ポートマン、洋画部門の「ベスト・ムービー」は「ハリー・ポッターと死の秘宝 PART2」、そして三谷幸喜監督の「ステキな金縛り」が邦画部門の「ベスト・ムービー」と「ベスト・ディレクター」をW受賞した。

 三谷監督は「ベスト・ディレクター」受賞で、シャーリー・マクレーンが何度もアカデミー賞の候補になって、やっと最後に賞をもらった時のエピソードを引用し会場の笑いを誘ったかと思えば、「ベスト・ムービー」受賞では、「本当に嬉しいです。この賞が欲しくてこの世界に入ったので、本当に感激しています。一般の方々の投票というのは一番嬉しいし、幸せだし、素敵なこと」と喜びを語ってみせた。なお、「ベスト・ムービー(洋画部門)」受賞には、配給のワーナー・ブラザース映画副代表の久松猛朗氏が登壇。「ベスト・アクター」受賞では、ウォルト・ディズニー・スタジオ・ジャパン 宣伝プロデューサーの高橋良太氏、「ベスト・アクトレス」受賞では、20世紀フォックス映画マーケティング本部長の河合要恵氏が代理で賞を受け取った。受賞結果や授賞式の模様は、1月28日(土)10時15分から特別番組「今夜決定!これがベスト・オブ・ベスト アワード2011」で放送予定。

宮田昌紀ユナイテッド・シネマ社長 昨年一年間の映画業界は、前年が活況だったために、それに比べるとちょっと苦しく、興収100億円を超える大ヒット作品がなかったので、私どもシネコン業者は苦しい日々を送っている。映画は週に一本は観るように頑張っているので、年間約50~60本観ているが、昨年は震災があった影響か、人と人との絆や一体感というものを扱った映画が評判良く、お腹から笑えるコメディ映画も多かったと思う。

中谷博之ジュピターエンタテインメント社長 映画を愛する一般の方々に選んでもらったベスト・ムービー。今回は投票以外にも様々な意見をもらった。これをベースにして、来年度のベスト・ムービーの企画に生かしていきたい。今後もありとあらゆるエンタテインメントを私どものメディアで提供していきたいと思っている。

※記事は取材時の情報に基づいて執筆したもので、現在では異なる場合があります。