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松山千春「足寄より」舞台化、千春役を公募

【FREE】松山千春「足寄より」舞台化、千春役を公募

2011年11月30日
 フォークシンガーの松山千春の生き様が文化通信社創立60周年の記念事業として舞台公演化される。来年、デビュー35年を迎えることから計画されているもので、千春の自叙伝「足寄より」を舞台化する。同時に公演に向けて、松山千春役を一般公募することで準備を進めているが、現役シンガーの舞台化は前例がないだけに注目を集めそうだ。

 舞台化される、自叙伝「足寄より」は、77年に「旅立ち」でデビューして2年後の79年に発刊された。当時23歳の千春が自らの生い立ち、生き方、そしてデビューするまでを描いた自伝的小説として話題となり70万部を超える大ベストセラーとなった。その後、デビュー30周年でCDドラマや映画化もされた。

 公演は、来夏に都内の劇場で予定している。舞台のキャスティングは現在、進行中だが、そういった中で主役となる松山千春役を一般から募集することになった。

 それによると、募集年齢は18歳から23歳までの男性とし「平成生まれの演技も弾き語りも出来る第2の松山千春」を求めていると言う。

 また、最終審査は公開ライブ・オーディションを実施する予定とも。因みに、CDドラマ化した時には塚本高史が千春を演じ、そして映画化では大東俊介が千春役を好演した。

 舞台は、千春の生みの親である北海道のSTVラジオ竹田健二ディレクターとの出会いから、デビューまでのふれあい、絆、信頼、そして別れを描いていく。「旅立ち」は、千春のデビュー曲。夢を追いながらも、貧乏、挫折、屈辱を味わい、突っ張りながら育った千春と竹田ディレクターとの青春群像を描く。

 そういったことから、今回のオーディションでは歌唱審査もある。課題曲は「旅立ち」。「演技はもちろん、弾き語りのライブも出来ることが理想」(関係者)。応募締め切りは、千春の “デビュー記念日” にあたる12年1月25日としている。
※記事は取材時の情報に基づいて執筆したもので、現在では異なる場合があります。