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「ツレがうつに~」、宮崎&堺が会見

【FREE】「ツレがうつに~」、宮崎&堺が会見

2011年09月29日
「ツレうつ。」会見に臨んだ宮崎と堺 「ツレうつ。」会見に臨んだ宮崎と堺

 08年NHK大河ドラマ「篤姫」に続き、宮崎あおいと堺雅人が夫婦役で共演した「ツレがうつになりまして。」の記者会見が27日午後、有楽町のザ・ペニンシュラ東京で行われ、宮崎と堺が登壇した。

 本作は、夫がうつ病になったことでさまざまな変化を受け入れ、成長していく夫婦の姿を描いた、細川貂々(ほそかわてんてん)の同名ベストセラーコミックエッセイ(幻冬舎文庫)を映画化したもの。「陽はまた昇る」「半落ち」「日輪の遺産」の佐々部清監督が、脚本家の青島武氏と熟考を重ね、4年越しで映画化を実現した。

 共演は吹越満、津田寛治、犬塚弘、梅沢富美男、田山涼成、大杉漣、余貴美子など。製作は、東映、木下グループ、キングレコード、テレビ朝日、東映ビデオ、ギャンビット、朝日放送、IVSテレビ制作、シネムーブ、幻冬舎。製作プロダクションはセントラルアーツ、シネムーブ。配給は東映。10月8日(土)より全国ロードショー。

 記者会見は、本編中の重要シーン “結婚同窓会” をイメージし、ホテル内のチャペルで絵作りが行われた。また、会見後に丸の内TOEIに場所を移し、佐々部清監督も出席のもと、完成披露試写会と舞台挨拶が行われた。

▼宮崎あおいの話 初号を見たのはずいぶん前で、DVDで見直すと、成長していく夫婦の話であることを改めて感じました。思い出に残ったのは、結婚同窓会が行われた教会のシーン。原作者の貂々さんとダンナ様も特別出演で参加され、不思議な、心に残る撮影でした。原作では夫婦はマンションに住んでいますが、監督の意向で映画では日本家屋の一軒屋に変更されました。そのおかげで生まれた素敵なシーンがいくつもあります。堺さんは、「篤姫」でご一緒して以来、信頼している方なので、変な気を使わずに遠慮なく何でもできます。

▼堺雅人の話 家のセットが素晴らしく、リラックスして演じることができた。色々な感情を家からもらった。あおいちゃんには全幅の信頼を置いている。無理に話を合わせたり、肩に力を入れなくていいのが良い。そういったちょっと力の抜けた部分が良い余裕となった。彼女でなければ全然違う夫婦になっていたと思うし、誰かのマネではなく、我々だけの夫婦になったという自信がある。(次の共演があったとしたら)夫婦以外の役もやってみたい気もするが、ここまで来たらずっと夫婦役というのも面白いかも。

※記事は取材時の情報に基づいて執筆したもので、現在では異なる場合があります。