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「ザ・パシフィック」、竹田圭吾氏トーク

【FREE】「ザ・パシフィック」、竹田圭吾氏トーク

2011年07月16日
竹田氏(左)とくり万太郎氏(右) 竹田氏(左)とくり万太郎氏(右)

 ワーナー・ホーム・ビデオ/デジタル・ディストリビューションは、15日に新海外ドラマ「ザ・パシフィック」ブルーレイ&DVDをリリースした。

 作品は、トム・ハンクス、スティーブン・スピルバーグ、ゲーリー・ゴーツマンが製作総指揮を務め、製作費200億円を費やして完成させた超大作戦争ドラマ。3氏は、第2次世界大戦のヨーロッパ戦線を題材にした「バンド・オブ・ブラザース」(01年)を製作。そして再び手を組んだ本作で太平洋戦争を描いた。スタッフの総数は800人以上、エキストラを含めた総出演数は2万6000人以上にのぼった。第62回エミー賞では、最多8部門を受賞している。

 本作のリリースを記念し、14日にニッポン放送のイマジン・スタジオでトーク付き試写会が行われ、ニューズウィーク日本版編集主幹の竹田圭吾氏が、MCのくり万太郎氏と共に登壇。竹田氏は「太平洋戦争のことは知っているつもりだったが、この作品は全てアメリカの兵士の視点で描かれており、(日本側視点とは)違う太平洋戦争を見ることができる。ガダルカナルからペリリュー、硫黄島と、徐々に(米軍が)北上していくので、戦争の反対の側面を見られる」と作品を解説。また、最前線の兵士の視点に絞って物語が展開する点に触れ、「戦争の全体像ではなく、一番ミクロのところを描いており、戦争は勝った負けたではないことがよくわかる。現場で起きていることが真実であり、このドラマは半端じゃなくリアル。ショックな描写もある半面、『太平洋戦争ってこれだったんだ』と思う」とリアリティを強調。「太平洋戦争(を題材にした作品)を日本人が見ることは、他の国の人が見るよりも得るものが多い」などと語り、本作を見る意義を熱弁した。

 全10話。ブルーレイ コンプリート・ボックス(税込1万9800円)、DVDコンプリート・ボックス(税込1万7800円)を発売中。レンタルも同日開始した。

※記事は取材時の情報に基づいて執筆したもので、現在では異なる場合があります。