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「DON'T STOP!」初監督の小橋ら会見

【FREE】「DON'T STOP!」初監督の小橋ら会見

2011年02月28日

「ドントストップ」会見.jpg 俳優・小橋賢児が映画初監督を務めるドキュメンタリー作品「DON’T STOP!」の製作発表会見が24日、東京・下北沢のカフェバー「FREE FACTORY」で行われ、小橋らが出席した。

 本作は、NHKドラマ「ちゅらさん」シリーズや映画「スワロウテイル」「あずみ」など数多くの作品で俳優として活躍してきた小橋の映画監督デビュー作。小橋は、自らの可能性を広げるため07年に俳優活動を休止し渡米、世界中をめぐって帰国後はファッションブランドのPV監督やDJ、イベントプロデュースなど俳優の枠を超えマルチに活動してきた。そして今年、満を持して長編映画のメガホンをとった。

 北海道で暮らす車椅子の不良オヤジ・通称CAP(キャップ)が、長年の夢だったアメリカ旅行を実現する様を追いかけるドキュメンタリー。20年前の事故で下半身と左腕の自由を失ったCAPが、家族や仲間たち男女総勢15人と共にキャンピングカーとハーレーでルート66を駆け抜け、計4200キロに及ぶ大冒険を繰り広げる。世界各地を旅してきた作家・高橋歩がCAPの念願をかなえる旅を構想。高橋が全旅程を書籍(25日発売/A‐Works刊)にまとめる一方で、親交のあった小橋が共感して映像に収めた。(右写真は、左より小橋監督、CAP、高橋)

 企画は昨年7月に始動、9月の旅に密着撮影した。現在はポストプロダクション作業が進行中。今年3月完成予定で、5月より国内外の映画祭出品を視野に試写会全国キャラバンを実施、来年中の公開を目指す。プロデューサー:三木裕明、エグゼクティブプロデューサー:Jay F.R./菅島健一郎/村上範義、制作スタッフ:杉野啓基(撮影・監督助手・編集助手)/砂田麻美(監督助手)/松本肇(編集)/向後高士(音楽スーパーバイザー)/田口聖(共同プロデューサー)ほか。

小橋賢児の話 制作は峠を越えて最終段階に入っています。撮影は、自分自身にとっても成長や変化を実感する旅になりました。よくある障害者モノの作品ではなく、これは前進の物語です。CAPさんらから学ばせて頂いたものを、作品にそのまま表現したいと思います。

※記事は取材時の情報に基づいて執筆したもので、現在では異なる場合があります。