「踊る3」織田ら完成披露舞台挨拶

　

　
　東宝配給「踊る大捜査線 THE MOVIE 3　ヤツらを解放せよ!」(製作:フジテレビジョン+アイ・エヌ・ピー/制作プロダクション:ROBOT)の完成披露試写会舞台挨拶が6月29日、東京・丸の内の東京国際フォーラムで行われ、本広克之監督、脚本の君塚良一、キャストの織田裕二、柳葉敏郎、深津絵里、ユースケ・サンタマリアら総勢15名が上映前に登壇した。

　本作は、劇場版第1弾「踊る大捜査線　THE　MOVIE」(98年)が興収101億円、劇場版第2弾「踊る大捜査線　THE　MOVIE2　レインボーブリッジを封鎖せよ!」(03年)が、日本実写映画興収記録の頂点に君臨する興収173・5億円を叩き出しているメガヒットシリーズ。

　7年ぶりとなる劇場版第3弾「～ヤツらを解放せよ!」には、新旧豪華キャストが集結。今回は、織田演じる青島が強行犯係係長に昇進。新湾岸署への引っ越しを一任されるが、その最中に8つの事件が湾岸署を襲う。7月3日(土)より全国東宝洋画系にて公開される。

　ホール後方扉よりキャスト陣が客席通路を通り、中央に設置されたレッドカーペットに登場すると、4千人の観客から一斉に大歓声飛び、織田と柳葉ががっちり握手。監督・キャスト陣が舞台上に整列し、まず織田が「ただいま!　7年間、長いことお待たせしました」と挨拶すると、「おかえり!」といった歓声が飛んでボルテージは更に増した。「今夜はワールドカップの試合があるのに、来て頂きありがとうございます。感謝しています。日本でいち早く『踊る3』を観てもらいます」と言うと、会場は異様な熱気に包まれた。

　続いて、柳葉が「この皆さん(キャスト陣)と一緒に今日の感動を味わえることが最高なんです。観てもらえればわかると思います、今日会えることの喜びを。今回、室井はできる限り耐えました。そして抵抗しました」と噛み締めるように本作への想いを語った。

　各キャストも感動や興奮の中でそれぞれの想いを語り、本広監督は「このメンバーで作った作品ですので、絶対に面白い作品だと思います」と手応えを感じている様子だった。果たして前作の興収を超えることが出来るか。なお、上映後にも競演の小泉今日子らが加わって舞台挨拶が行われた。