東和Ｐ『クワイエット～』ＮＹプレミア開催

　東和ピクチャーズ配給『クワイエット・プレイス（原題）』のＮＹプレミアが現地時間２日、ＡＭＣリンカーンスクエアで行われ、ジョン・クラシンスキー監督、主演のエミリー・ブラントらが出席した。

　音に反応する「何か」により人類が死滅の危機にさらされた世界を描くサバイバルホラー作品。「決して、音を立てない」というルールを守り生き延びる家族がいる。手話を使い、裸足で歩き、道には砂を敷き詰め、静寂とともに暮らす彼らに、想像を絶する恐怖が降りかかる。

　今作は、３月に開催されたサウス・バイ・サウスウエスト２０１８で初披露され大絶賛。映画批評サイト「ロッテントマト」では、『ゲット・アウト』や『ドント・ブリーズ』を超えて１００％という驚異的なスコアを叩き出した。

　エミリー・ブラントは、静寂に包まれた世界で３人の子どもを育てる母親を演じた。作品の出来に関して、「この作品に関わった全ての人にとって、とても愛着を持てる特別な作品となった」とコメント。夫役を演じ、エミリー・ブラントと実生活でも夫婦であるジョン・クラシンスキー監督は、「これだけ１本の作品に尽力したことはなく、最も興味深い体験になった。しかも、それを妻と共に成し遂げたので最高。是非また彼女と一緒に仕事をしたい」と、夫婦共演を喜んだ。

　奇抜なアイデアを脚本にまとめ上げた新鋭脚本家コンビ、ブライアン・ウッズとスコット・ベックは「無音の静寂とそれを断ち切る恐怖の連続に、観客は他では経験したことのないような、予測不可能なジェットコースターに乗ったような経験をすることになる」と自信をのぞかせた。全米公開は４月６日。日本公開は現時点で未定。