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辛子明太子の「ふくや」モデル映画が製作へ

【FREE】辛子明太子の「ふくや」モデル映画が製作へ

2018年03月01日
左から博多華丸、富田靖子、江口監督 左から博多華丸、富田靖子、江口監督

 福岡県のテレビ西日本が2013年8月に開局55周年を迎えたことを記念して制作したドラマ「めんたいぴりり」。同年に第1部、第2部が続けて放送されるや反響を呼び、フジテレビなどで放送されるなど全国に拡大。2015年には続編化、舞台化にも繋がった。そんな人気ドラマが同名『めんたいぴりり』の題で映画化されることが28日、渋谷のよしもと∞ホールで行われた会見で発表された。当日は、ドラマ版から続投するW主演の博多華丸、富田靖子、監督の江口カンの3氏が登壇した。

 福岡県の名産品・辛子明太子のメーカー「ふくや」創業者、川原俊夫の生涯がモデル。昭和30年代、戦争被害を受けた福岡は、復興の道を歩もうとしていた。映画『めんたいぴりり』はドラマ版で語られなかったエピソードを加え、主人公の海野俊之が“博多の街を幸福にしたい”という思いを胸に奔走する、笑いと涙に溢れるヒューマンドラマを目指す。

 製作発表会見には、海野俊之を演じる博多華丸が役にあわせて坊主姿で登場。「青山のカリスマに切ってもらった」と照れくさそうにするも、「福岡から始まったドラマが映画になることが嬉しい。明太子は新幹線ができてから、全国に広がっていったが、それに似ている。明太子同様、ヒットしてほしい」と意気込みを語り、気合い充分な様子。海野俊之を支える妻・千代子を演じる富田靖子も、「この間、五輪が終わったが、カーリング女子たちのように皆さんを笑顔にする映画になれば」と続いた。江口監督は「優しさ、思いやり、情熱をひねらず、ストレートに描きたい。ドラマ版と比べて、あまり特別なことをせず、平常心で臨みたい」と意気込みを語った。

 クランクインは3月3日。KATSU‐do配給により2019年1月全国ロードショーされる。

※記事は取材時の情報に基づいて執筆したもので、現在では異なる場合があります。