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角川『オール・ザ・マネー~』Wプレミア

【FREE】角川『オール・ザ・マネー~』Wプレミア

2017年12月21日
 KADOKAWA配給『オール・ザ・マネー・イン・ザ・ワールド(原題)』のワールドプレミアが現地時間18日、LA・ビバリーヒルズのサミュエル・ゴールドウィン・シアターで開催。リドリー・スコット監督、主演のミシェル・ウィリアムズ、共演のマーク・ウォールバーグ、チャーリー・プラマー、クリストファー・プラマーらがレッドカーペットを歩いた。

 同作は、ハーベイ・ワインスタインのセクハラ告発から始まった一連の騒動の余波で、22日全米公開を目前にケビン・スペイシーが降板。急きょクリストファー・プラマーを代役に立て、短期間で再撮影を敢行、予定どおり公開を迎える。こうした大ピンチから一転、ゴールデン・グローブ賞では3部門ノミネートを果たした。

 1973年に発生した米国の石油王ジャン・ポール・ゲティの孫の誘拐事件を描く。破格の身代金を要求された大富豪のゲティ(プラマー)は、支払いを拒否。彼は稀代の守銭奴だった。離婚によりゲティ家から離れ、中流家庭の人間となっていた孫の母(ウィリアムズ)は、誘拐犯のみならず、世界一の大富豪とも戦うことになる。再撮影について、スコット監督は「即決した。いい流れが来ていたので留まりたくなかった」とし、代役を務めゴールデン・グローブ賞にノミネートされたプラマーはゲティ役について「単純に白、黒ではなく、様々な色を持った役。演じるのは非常に面白いことだと思った」と語った。2018年初夏公開。
※記事は取材時の情報に基づいて執筆したもので、現在では異なる場合があります。