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『ローガン~』TIFFにソダーバーグ登壇

【FREE】『ローガン~』TIFFにソダーバーグ登壇

2017年11月02日
 SPE=STAR CHANNEL MOVIES配給『ローガン・ラッキー』(提供:東北新社)が第30回東京国際映画祭の場で10月31日、特別招待作品として上映され、監督のスティーブン・ソダーバーグが『コンテイジョン』以来6年振りに来日し、舞台挨拶を行った。

 『サイド・エフェクト』(13年)を最後に、映画監督から引退していたソダーバーグ監督の復帰作。舞台挨拶で監督は「まず、日本に招待して下さった東北新社に感謝したい。そして、東京国際映画祭、30周年おめでとう」と祝いの言葉をコメント。日本映画を通して、日本に触れたという監督は、「映画評論家のドナルド・リチーの言葉を引用すれば、西洋映画は『何が起きるか』『何が見えるか』『責任』といったものを重視するが、日本映画の伝統は『流れ』『繋がり』『関係性』というもの。私はそういった日本映画の伝統に大変刺激を受け、その西洋と日本の伝統を融合させようと、努力した」と映画づくりに対するこだわりを熱く語った。さらに、「本作で笑いが起これば、私が今回試していることは成功したということになる。今日はみなさんにぜひ本作を楽しんでもらいたい」と締めくくった。

 監督復帰作『ローガン・ラッキー』は、運もツキもないド素人の強盗団が仕掛ける痛快クライム・エンタテインメント。出演はチャニング・テイタム、アダム・ドライヴァー、ダニエル・クレイグ、ライリー・キーオ、セバスチャン・スタンら。18日よりTOHOシネマズ日劇他全国公開される。
※記事は取材時の情報に基づいて執筆したもので、現在では異なる場合があります。