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諏訪監督『ライオン~』釜山アジアプレミア

【FREE】諏訪監督『ライオン~』釜山アジアプレミア

2017年10月19日
 諏訪敦彦監督が主演にフランスの名優ジャン=ピエール・レオーを迎えた最新作『ライオンは今夜死ぬ』のアジアンプレミアが16日、第22回釜山国際映画祭ワールド・シネマ部門で行われた。

 同作は、ジャン=ピエール演じる年老いた俳優ジャンが、過去に愛した女性との想い出、偶然出会った映画撮影を行う子どもたちとの触れ合いの中で、生きる歓びを徐々に取り戻していくストーリー。

 釜山16日、映画祭のメイン会場となる映画の殿堂「釜山シネマセンター」でプレミア上映が行われると会場は超満員。上映後、ジャン=ピエールが手形を贈るハンド・プリンティングを行い、観客に対して両手を広げて満面の笑みを見せた。さらに「名誉ある映画祭にお招きいただき、とても光栄。過去のヌーヴェルヴァーグ作品とともに、この新しい作品が招かれたことに心から感謝する」と釜山国際映画祭に敬意を払った。

 アフタートークには諏訪監督も出席。ジャン=ピエールは「『不完全なふたり』は完璧な映画」と諏訪監督の過去作品も絶賛。諏訪監督も「以前映画祭で出会ったときにジャン=ピエールの存在に圧倒され、ぜひ彼を主演に起用したいと思った」と主演俳優と監督が互いに共鳴し合いながら同作が出来上がったことが窺えるトークとなった。同作は2018年1月20日よりYEBISU GARDEN CINEMA他全国順次公開。配給はビターズ・エンド。
※記事は取材時の情報に基づいて執筆したもので、現在では異なる場合があります。