演歌歌手・渥美二郎が4日、東京・浅草公会堂で演歌道50年記念コンサートを開催。今年5月に発売した新曲「涙色のタンゴ」(日本コロムビア)など全42曲を披露。昼夜2公演で計2000人の観客を魅了した。
16歳の時に地元の東京・北千住で「流し」を始めてから今年で50年。本番前に行われた会見では「あっという間だった。一番好きな“歌うこと”で50年生きてこれて凄くありがたい」と感慨深げに振り返った。
「流し」時代、当時の相場は3曲200円。お客さんのリクエストに応えながら1日に4~5000円稼ぎ、持ち曲のレパートリーを増やした。
37歳の時にスキルス性胃がんを患い、一時は生命の危機に陥ったが、見事復活。「ステージで歌っている時が一番幸せ。歌に助けられた命だと思っている」と語った。