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スールK『月と雷』、完成披露に安藤監督ら

【FREE】スールK『月と雷』、完成披露に安藤監督ら

2017年09月15日
『月と雷』完成披露試写会 『月と雷』完成披露試写会

 スールキートス配給『月と雷』の完成披露試写会が13日、東新橋のスペースFS汐留で開催され、舞台挨拶に出演の初音映莉子、高良健吾、草刈民代、藤井武美、木場勝己、監督の安藤尋が登壇した。

 原作は角田光代の同名小説(中公文庫刊)。安藤監督により、普通の人間関係を築けない大人たちがその意味を探し続ける切なく孤独な旅が描かれる。初音は、普通の家庭を知らないまま育った泰子役、高良は一つどころに定住しない根無し草の様な直子の息子・智役。直子役は草刈が演じ、これまでのイメージと180度違う役柄に挑戦したことで注目を集めている。

 舞台挨拶で初音は、「いかに人生が短いかを実感した。季節の移ろいの中で、出逢いとか別れとかの真っ只中に自分がいる。観た人の過去と未来を抱きしめてくれるような作品」。高良は、「泰子も智も自分にとっての普通を見つけられたと思う」。安藤監督は「生きることは大変。でも何とか生きて行けると思えることがあるんだ、とそんなことを考えて貰えれば」とそれぞれ見どころを語った。

 製作は、東映ビデオ、博報堂DYミュージック&ピクチャーズ、エー・チーム、日本出版販売、パラダイス・カフェ。制作プロダクションはアグン・インク。10月7日よりテアトル新宿他全国公開される。

※記事は取材時の情報に基づいて執筆したもので、現在では異なる場合があります。