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『シェアハウス』非劇場の新システムで上映

【FREE】『シェアハウス』非劇場の新システムで上映

2017年02月10日
『シェアハウス』上映イベント(左より平田、田中、玉田、内田監督) 『シェアハウス』上映イベント(左より平田、田中、玉田、内田監督)

 DVDオリジナルの短編映画『シェアハウス』(TBSサービス発売、ポニーキャニオン販売)の舞台挨拶付き完成披露イベントが8日、東京・千代田区のNagatacho GRIDで行われ、内田英治監督、出演の田中俊介、玉田真也、平田理奈が登壇した。

 国籍、年齢、職業が異なる8人がひとつ屋根の下で暮らす “シェアハウス” を題材に、人間性の違いが巻き起こす文化摩擦を描いた作品。内田監督は「10~20代の間でシェアハウスの利用が増えていて、東京では本当に多い。海外では普通だし、映画にしてみようと思った」と企画の経緯を語り、司会から “シェアハウスに住みたいか?” と聞かれた田中は「絶対住みたくない。(自身が所属する)BOYS AND MENの水野勝とホテルで相部屋になった時、水野が先に風呂に入るとバスマットがビチャビチャ。こいつとは住めないと思った」とユニークなエピソードを披露してファンを笑わせた。15日(水)リリース。


○非劇場での上映簡単に「ポップコーン」を利用

 今回の完成披露イベントは、株式会社シゴトヒトのナカムラケンタ代表と、モーションギャラリーの大高健志代表が立ち上げたマイクロシアタープラットフォーム「popcorn(ポップコーン)」を介して開催された。ポップコーンは、カフェやコミュニティスペースなどでの映画上映を簡単に開催することを目的としたサービス。サイト内で上映会参加の申し込みを受け付け、作品は上映会場に配信する仕組み。再生回数を制御できるため、無断で何度も上映される心配がない。4月の本格開始に向け、すでに全国約200ヶ所の非劇場と提携しており、特に映画館のない地域での上映に力を入れていく方針だ。『シェアハウス』は、当初DVDストレートの予定だったが、ポップコーンを利用することで今回の上映が実現した。


○アークF他『ダブルミンツ』、初夏公開へCFも

 内田監督は、イベントの中で劇場公開用の新作映画『ダブルミンツ』の製作も発表した。アーク・フィルムズ、スターキャットの配給で、初夏よりシネ・リーブル池袋ほか全国公開する。中村明日美子原作の映画化。犯罪と暴力の中で男たちの愛を描くダークなBL(ボーイズラブ)作品。田中はこの作品で淵上泰史とW主演した。同作は、劇場公開拡大と海外映画祭出品の資金集めのため、モーションギャラリーでクラウドファンディングを8日から開始した。

※記事は取材時の情報に基づいて執筆したもので、現在では異なる場合があります。