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『海は燃えている』のロージ監督来日で会見

【FREE】『海は燃えている』のロージ監督来日で会見

2017年01月20日
来日したロージ監督 来日したロージ監督

 ベルリン、ヴェネチア国際映画祭のコンペで初めてドキュメンタリー映画として最高賞を受賞した『海は燃えている イタリア最南端の小さな島』のジャンフランコ・ロージ監督が来日。記者会見が19日、都内・イタリア文化会館で行われた。地中海の難民事情を扱った内容についてロージ監督は、「ランペドーゥサ島との出会いから生まれた作品。この島はアフリカからの難民の玄関口である一方で、島民はほとんどこの事実を知らない」と説明。続けて、「なぜなら、海上で難民を保護し、島のセンターに入れ、2~3日後に本土やシチリアに移送するからだ。この事実を皆さんに知ってもらいたかったが、答えよりも質問を沢山生み出す映画であってほしい。今現在64カ国での配給が決まっている」と公開への意気込みに繋げた。

 同作は2017年米アカデミー賞外国語部門映画賞のイタリア代表に選ばれている。日本公開は2月11日よりBunkamuraル・シネマほか順次。配給はビターズ・エンド。

※記事は取材時の情報に基づいて執筆したもので、現在では異なる場合があります。