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東宝『恋妻家~』完成披露に遊川和彦監督ら

【FREE】東宝『恋妻家~』完成披露に遊川和彦監督ら

2016年12月16日
左より相武、菅野、阿部、天海、富司、遊川監督 左より相武、菅野、阿部、天海、富司、遊川監督

 東宝配給『恋妻家宮本』の完成披露舞台挨拶が14日、TOHOシネマズ六本木ヒルズで行われ、遊川和彦監督、出演の阿部寛、天海祐希、菅野美穂、相武紗季、富司純子が登壇した。

 「家政婦のミタ」「女王の教室」など数々の話題作を世に放ち続ける脚本家の遊川が、今作で監督デビュー。重松清の「ファミレス」を原作に、遊川が大胆に脚色。妻が隠していた離婚届を夫が見つけてしまうことから始まる、可笑しくも愛おしい夫婦の物語。2017年1月28日(土)公開。製作は『恋妻家宮本』製作委員会 電通・東宝提携作品。制作はビデオプランニング。

遊川和彦監督の話 もともとは映画監督になりたくてこの世界に入った。30数年前、母に「就職もしないでブラブラ何やってんだ」と言われた時、映画監督になりたいと答えると、呆れられるかと思ったら、優しい顔で「お前ならそういうことを言いかねないと思っている」と言われた。母子家庭だったので、「私がお前に与えられるのは自由だけだから、好きにやりなさい」と悠然と許してくれた。その後、よくわからないうちに脚本家になって演出家にはなれなかったが、やっと2016年12月14日に舞台挨拶に立てるようになって、もしタイムマシンがあるなら、30数年前の母を連れてきて見せたいぐらい嬉しく、今日はめでたい日。そういう意味では本気で作らざるを得ない作品だった。

阿部寛の話 遊川さんの色々な作品を観て、いつかお声がかからないかなと思っていたら、監督一作目に出演させてもらえるということで嬉しかった。今ここで感極まっている監督を横で見ていて、一緒に居ることができて嬉しい。監督は全ての出演者に演技をつけて、そこまでちゃんと見ている責任感の強さは、初監督なのに凄いなと思った。

天海祐希の話 とても温かくて穏やかな映画になった。映画館を出る時に、どなたかに優しい気持ちを伝えたいなと思う作品になっていると思う。

※記事は取材時の情報に基づいて執筆したもので、現在では異なる場合があります。