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『ズートピア』バイロン、リッチ両監督会見

【FREE】『ズートピア』バイロン、リッチ両監督会見

2016年03月25日
左より上戸、バイロン、リッチ、クラーク、高橋の各氏(後ろはズーラシアンブラス) 左より上戸、バイロン、リッチ、クラーク、高橋の各氏(後ろはズーラシアンブラス)

 ディズニー配給『ズートピア』のバイロン・ハワード、リッチ・ムーア両監督、クラーク・スペンサープロデューサーによる来日記者会見が24日、港区のザ・リッツ・カールトン東京で行われた。

 動物が人間のように暮らす大都会“ズートピア”を舞台にした感動のファンタジー・アドベンチャー。バイロン監督は「5年ほど前、『塔の上のラプンツェル』を仕上げたあと、次の作品として、言葉を話し、立って歩く動物の物語をジョン・ラセターに提案したところ、大興奮して賛成してくれた」と企画の発端を振り返り、実際の動物の寸尺と合わせたキャラクターのリアルな造形について「1年以上かけて研究した。視察のため、アフリカのケニアでキャンプした」などと語った。

 主人公のジュディは、ズートピア史上初めてのウサギの新米警察官として、親元を離れて生活を始める。リッチ監督は「本作にはサイトウチカという宮崎県出身の日本人アニメーターも携わっている。どうしてもディズニーで働きたいという大きな夢を持っていて、周りから“できっこない”と反対されていたが、一人でアメリカに渡って夢を叶えた。ジュディを地で行く人だ」とスタッフのユニークなエピソードを披露した。また、世界中で大ヒットしている要因について、クラークプロデューサーは「複雑でディティールにこだわり、ディズニーアニメーション史上1番スケールの大きい世界観。そしてジュディとニックの2人の関係。自分が何になれるのかは、世界に押し付けられるものではなく、自分で手にするものだというメッセージ性が受け入れられたのでは」と分析した。

 会見には日本語版声優を務めた上戸彩、高橋茂雄(サバンナ)も出席。さらに、よこはま動物園ズーラシアのマスコットキャラクター“ズーラシアンブラス”による、主題歌「トライ・エヴリシング」の生演奏も行われた。4月23日公開。

※記事は取材時の情報に基づいて執筆したもので、現在では異なる場合があります。