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ギャガ『ルーム』、来日会見にブリーと子役

【FREE】ギャガ『ルーム』、来日会見にブリーと子役

2016年03月23日
『ルーム』のプロモーションで来日したブリー・ラーソン(右)とジェイコブ・トレンブレイ 『ルーム』のプロモーションで来日したブリー・ラーソン(右)とジェイコブ・トレンブレイ

 ギャガ配給『ルーム』(提供:カルチュア・パブリッシャーズ+ギャガ)の来日記者会見が22日、港区のザ・リッツ・カールトン東京で行われ、今年のアカデミー賞で主演女優賞を受賞したブリー・ラーソンと、9歳の子役ジェイコブ・トレンブレイが出席した。ブリーは2月28日に開催されたアカデミー賞の翌朝から『キングコング』の撮影でベトナムに飛び、そのまま来日という多忙なスケジュールをぬって会見に臨んだ。

 小さな部屋に7年間も閉じ込められた母が、外に1歩も出たことがない5歳の息子のために脱出を決意するサスペンスフルな感動作。母親を演じたブリーは、オスカー受賞の役作りについて「自分の人生経験になぞらえられない部分がたくさんあり、8ヵ月を費やして準備した。特に、親であること、サバイバー(性的虐待被害者)であることは、どちらも複雑なので、真摯に向き合って表現しないといけないと思った。親やサバイバーにリスペクトを持って演じていると感じてもらえると嬉しい」と語った。一方、ジェイコブは「撮影当時8歳だったが、5歳の役になったのが大変だった」と、映画出演3作目ながら難しい役柄を演じ切った感想を述べた。

 監禁された母子が主人公という特異な設定の作品だが、ブリーは「成長すること、子供や親であることはどういうことか、何かを乗り越えて次に踏み出すことはどういうことか。観る前は奇妙な物語だと思っても、観ていく中で自分の人生に近い物語と感じて頂けると思う」とアピールした。4月8日(金)よりTOHOシネマズ新宿、シャンテほか全国公開。

※記事は取材時の情報に基づいて執筆したもので、現在では異なる場合があります。